文化・芸術

2013/04/13

明治7年の地理の教科書

文部省編纂
『日本地誌略』巻一
明治七年一月 師範学校彫刻 Nihonchishiryaku_a
袋入りの本です。
左下に、Nihonchishiryaku_b
「師範学校彫刻之印」があり、
蔵書印は裏側にありました。

Nihonchishiryaku_c

「古志郡蒋澤村」と読めます。

古志郡。新潟県長岡市でしょうか。山古志村は2004年の地震で知られたところですが、蒋澤村がわかりません。

明治5(1872)年に師範学校が東京に設置され、翌年以降各地に作られていきました。その流れで明治7年教科書として印刷された本がこの『日本地誌略』です。
新潟というところは本当に学問熱心な地域だと、脳裏に新潟出身の友人たちを思い浮かべつつ思いました。


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2009/06/19

2009年は記念の年

書店で『端正・格調高い文章を味わう  中島敦』という本を見つけました。

手に取ると軽い!作品数の割りに安い!『別冊宝島』のシリーズにこんな文学モノがあったとは不明にして知りませんでした。帯に「生誕100年特別企画」とあります。

折しも、今日は桜桃忌。
三鷹や青森では太宰治を顕彰しています。そういえば、あちらも生誕100年記念。今年は「生誕100年記念」という言葉をよく聞きます。

この本の解説の郷原宏氏の文中に、以下のような一文がありました。

明治四十二年は文学者の「当たり年」で、中島敦のほかに、太宰治、大岡昇平、松本清張、花田清輝、津村信夫、菱山修三など、幾多の作家や詩人が生まれた。

なるほど。
中島敦は明治42年(1909)の5月5日生まれ。
太宰治は6月19日生まれ。
大岡昇平は3月6日、松本清張は12月21日。

二葉亭四迷が5月10日に亡くなっています。
伊藤博文が暗殺されたのは10月26日。

明治42年(1909)から100年。ずいぶん世の中は変わったものです(見てきたたわけではありませんが)。

また、記念の話をほかにも聞いたような気がします。江戸東京博物館では
特集 「 荷風と江戸、荷風と東京 」 展を開催しています。
今週末、6月21日(日)までです。
2009年は、文豪・永井荷風の生誕130年、没後50年ということです。

そういえば、芭蕉でも何か聞いたような……。
あああ。『おくのほそ道』320年記念でした。
各地でイベントがあるようです。
東京では出光美術館で9月に展覧会があります。

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2009/04/19

ロシア・サンクトペテルブルク2

先年、東京都美術館で国立ロシア美術館展を見ました。
そして、先月、国立ロシア美術館に実際に行きました。
Gazou_252美術館の前の公園にはプーシキンの像があります。
が、その頭は鳩の憩いの場となっているようで、ずーっと鳩がプーシキンの頭に乗りっぱなしです。
帰りに見たときに、鳩がいない!と思って近づくと
バサバサバサ…やはり鳩は帰ってきます。
今度は手の上。
Gazou_327
ロシア人のみならず鳩にも愛されるプーシキン。。。

さて、美術館へ。
ここは、もともとが宮殿です。立派な門です。
Gazou_255


さて、日本で見た絵にロシアで再会できるのはとてもうれしいものです。
が、大きな違いが一つ。
日本で見たときは、よくもまあこんな大きな作品を!と、思ったのですが、
Gazou_287
ミハイロフスキー宮殿の一室は広い上に天井が高い。
Gazou_288
この部屋にこの絵の大きさはとても自然です。

こうしてみると、日本の美術館って小さいことがよ~くわかります。

おりしも、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで『国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア』が行われています。こちらはどうでしょう?楽しみです。

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2008/09/12

ドナルド・キーン 私の源氏物語

東洋大学文学部特別講義

「ドナルド・キーン
  私の源氏物語」
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日時:2008年10月28日(火)
    午後2時40分~4時10分
会場:東洋大学白山キャンパス
    井上記念館B2F 井上円了ホール

聴講自由

 【交通】都営地下鉄三田線白山駅徒歩6分
     東京メトロ南北線本駒込駅徒歩6分Toyodaigaku


飲み会でご案内をいただきました。
今年は源氏物語千年紀ということで、あちらこちらで源氏物語イベントが行われています。

ちょうど、店頭で源氏物語 1 ウェイリー版 (1) (平凡社ライブラリー む 4-1)を見かけたところです。

このウェイリー訳『源氏物語』に感動してキーン氏は日本文学研究をはじめたとか?
そのご当人の講演を聞くことができます。
学生でなくとも、聴講自由です。

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2008/03/25

国文学研究資料館の移転

国文学研究資料館が移転しました。

最寄り駅は多摩モノレール高松駅です。
中央線を使うなら立川北で乗換です。

駅やモノレールからも見えるのですが、一見すると住宅用マンション?とも見えます。
Dcme_00022080306_17470001

武蔵野は月の入るべき嶺もなし尾花が末にかかる白雲 (続古今和歌集)
といいますか、

武蔵野は月の入るべき山もなし草より出でて草にこそ入れ (よみ人しらず)

を思い起こさせる広々とした風景の中にあります。
むかし、社会科見学で出かけた工業地域を思い出す風景でもあります。
あちらこちら工事中。。。

4月から閲覧利用開始とのことです。
都心部から離れましたが、その分広くなったことは間違いないでしょう。

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2008/01/04

明日は名人・クイーン戦

百人一首の巻頭歌の作者(と擬せられている)天智天皇ゆかりの近江神宮では競技カルタの大会が明日開かれます。

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2007/08/11

海の見える杜美術館1

海の見える杜美術館に行きました。

『アートセレクション1 日本のルネッサンスを求めて-華やかな季節のなかで』
期間 2007年3月3日(土)~9月2日(日)
開館時間 10:00~18:00(毎週金・土曜日は20:00まで開館)

Dscf4761

宮島口駅からタクシーで登ること10分。とはいえ、料金は1000円くらいします。
季節のよいころに歩くのはすてきでしょうけれど、夏のこの時期では、熔けてしまいそう。

しかし、山の上にある美術館に降り立つと、すーっと涼しい風が。
確かに、海の見える杜です。宮島の鳥居が見えます。
これは、気持ちのいいところです。

以前、ここは王舎城美術宝物館でしたが、2005年秋から「海の見える杜美術館」となりました。
名前通りの景色が眼前にあります。うれしくて、入口で写真をとってから、中に入ると、受付の方が笑いながら、「風景の写真でしたら、館内のテラスからどうぞ」とのこと。
展示物の写真は禁止ですが、風景は別。この日は人も少なくてゆったりと展示も見られました。

展示室は1階と2階にあります。
2階の展示をみて次の部屋にすすむと、そこはテラスになっており、カフェがありました。
すべての飲み物にはお菓子が添えられており、、、いやあおいしかった◎
ジンジャーエールを頼みましたが、しっかりした辛め。連日の調査で疲れていたのですっきりしました。
ジンジャーエールとお菓子…の組み合わせには抵抗があったのですが、バームクーヘン、おいしくいただきました。
しまった。。。当初の予定通り、宮島で一泊するのだった。。。
次に来るときはもっとゆっくりしよう!と思う一日でした。

展示についてはまた後日。

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2007/08/09

大阪大学附属図書館

大阪大学に行きました。

あと、附属図書館にも。

目的地は豊中キャンパス。最寄り駅の選択肢は二つ。
モノレールの柴原駅で降りて正門から入る。
飛行機で伊丹空港に降り立つと30分ほどで大阪大学に着きます(接続によって異なりますが)。

または、阪急電鉄石橋駅で降りて、石橋門側から入る。こちらはちょっと歩きます。
ただ、どちらにしても、キャンパスそのものが広いので歩きます。それも、このあたり、待兼「山」なので登るのですよね。。。

(すでに阪大には何度も行っていますが)暑いです。

朝のニュースで気温が30度(朝7時で!)、と報じられています。
日中は36度!これって日陰ではかる気温ですから、日の当たっているアスファルトの上などは、、、熔けてしまう。
そんな日は外に出たくない。。。

しかし、勉強しなければ!というときはやはり図書館でしょう。
(子どものころ見た、『ど根性ガエル』というアニメで冷房の効いた銀行のロビーで宿題をする!という話がありました。しかし、3時には追い出されるのですよね。)

そういうわけ、ではありませんが、調査で大阪大学に行きました。
そして、附属図書館に行って貴重書も閲覧してきました(これは前もって申請が必要)。
諸本調査はじみ~な作業です。

目的のモノはすぐに出してくださって、すぐに個室で静かに見せていただけました(とても親切にしていただきました)。

で、一歩外に出ると蝉時雨!
頭の上からワーッと蝉の声が降ってきます。足下には寿命のきた蝉さんたちの死屍累々。
そして、その最中、歌っている(アカペラサークル?)学生たち。
若いってすごい。それとも関西人は暑さに強いのか?

さて、大学といえば学食です。
3日間の調査のうち、1日は午後から、1日は昼抜きで調査していたので、学食に行ったのは1日だけ。
普通、一人で調査に行くと、時間が惜しいので昼抜きで本に没頭します。

が、この日は共同調査でしたのでかわいい女の子3人と一緒にお昼をいただきました。
今回行ったのは図書館下の食堂
せっかちな私は学食といえばカレー。コロッケカレーにしてみました。出てくるまで30秒。味は普通。
冷麺(ラーメン)は、すでに麺がもられたどんぶりにさっと汁がかけられてできあがり。出てくるまで10秒。これは、速い!
行列ができていて時間がかかったのは、阪大ならでは(?)のマーボー天津丼。なかなか満足なボリュームのようです。冬に行ったら試してみたいものです。

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2007/07/09

最近の驚き

先日、授業で天皇の即位の話をしていたときに、受講生の学生さんたちが平成生まれであることに少なからず愕然。冷静に考えれば、平成19年なのですからあたりまえ。。。ああ、昭和は遠くなりにけりと、思いました。

そこで、ソクーロフ監督による昭和天皇を描いた映画太陽を見てみました。
イッセー尾形の動きを見ていて、そうそう、昭和天皇ってこんな動きかたしていらっしゃったなあ(いえ、テレビでみていただけですけれど)と、思うにつれて、本当に昭和が遠くなったと感じる、昭和生まれの私でした。

そして、もう一つの驚き。
30代の男の子(子っていう年でもないか)と話をしていて、「洗濯を自分でしたことがない。自宅の男性ならみんなそうだよ」という発言を聞いたとき。嘘お。これからリサーチしてみたいと思います。
洗濯機に洗濯物を入れて、干すだけでしょう?乾燥機でもいいですが、私は日に当てたいですね。
Yさん。君のことですよ。

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2007/06/08

琳派-四季の“きょうえん”

平成19年春季展
琳派-四季の“きょうえん”-

会場 畠山記念館
会期 4月3日(火)~6月10日(日)

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たたみにくつろいで、自宅の床の間のように絵を眺めたい。そして、お茶とお菓子もいただきたい。。。目を窓外に向けるとそこにはあざやかな緑の庭園。。。

そんな願望を叶えられる場所。そこが畠山記念館です。
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茶を嗜む人々が描いたからでしょうか。茶席に琳派はよく合います。
そして、光悦の茶碗や乾山の皿を見ながら、どんなてざわりなのだろうと、思いを巡らすのもいいでしょう。
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この畠山記念館には庭園だけではなく、館内にも茶室があります。また、たたみに上がって絵を眺めることができます。さらに、入口でお茶券を買って入ると展示室でお茶をいただくことができます!絵を眺めながらお茶をいただく……。なんともゆったりとした時間を過ごすことができます。

残念ながら、展示替えで見られなかった作品は図録『與衆愛玩(よしゅうあいがん) 琳派』で楽しむこととします。
私立美術館は蒐集者の意志や趣味性が明確に現れます。この畠山記念館の創設者・畠山一清(号は即翁)は茶道具の蔵印を「即翁衆と愛玩す」としていたそうです。即翁に感謝しつつ、まずは一服。

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