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七夕

令和2年8月25日(火)、旧暦では本日が7月7日、七夕です。

授業の中から「七夕の話」。

https://youtu.be/X0rbmRo5mFk

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日暈(にちうん・ひがさ)

昨日、8月24日(月)北海道では「日暈」が見られたようです。

20200824 

北海道(帯広)より届いた写真がこれです。

くっきりと丸く現れています。

日暈(にちうん・ひがさ)

太陽を光源としてその周囲に生じる光の輪。【大辞泉】

巻層雲が太陽をおおったとき、光がその氷片によって屈折されるために起こる。【日本国語大辞典】

*晉書‐天文志・中「升平六年三月辛未、白虹貫日、日暈五重」

古代中国より記録がある現象ですが、江戸時代の錦絵では月暈が描かれています。

 一勇斎国芳の「東都名所 新吉原」

こちらも国芳。「百人一首之内 大江千里

そろそろ秋の気配が感じられるようになりました。

明日は七夕。星が見られるといいですね。

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第3次蜂の巣撤去(ハチ画像注意)

3回目の正直。

過日、撤去していただいたアシナガバチ、女王蜂が逃亡していたらしく、三度目の巣作りとなってしまいました。

20200810-a

第2回は、エアコンのチューブに入り込まれてはたいへんなので、あわてて撤去していただきましたが、今度はガス湯沸かし器の下(室外)。

よくもまあこんな所に作るものです。

1度目は管理会社さん。(仕事があったため立ち会いできず)

2度目は管理会社さんから連絡を受けた大家さん。(市販の殺虫剤で処理)

これはもう、自力でなんとかするしかないかと、100円ショップで道具を用意しました(ホームセンターまで行かずとも、あるものです)。

①帽子 ②虫除けネット ③虫取り網(は、大きすぎたので魚すくい用網) ④手袋 ⑤雨合羽

そして、ハチ用スプレー式殺虫剤(ドラッグストアにて入手)

アシナガバチの活動時間は日中ということで、日の出前もしくは、日没後に決戦です。

いや、まあ、刺されないなら益虫でもあるので、見守ろうかとも迷ったのですが、ご近所に迷惑をかけてもいけません。

今ならまだ巣のサイズは3~4㎝ほど。暑さで動きが鈍ってくれることを祈るばかりです。

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立秋です

  秋立つ日よめる  藤原敏行朝臣

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる

『古今和歌集』巻第4 秋歌上

さあ、今日から「秋」です。

といいつつも、先ほど今期の授業、全部終了。さて、採点採点。

さすがにちょっと疲れてしまいましたので、本日は早寝をしたいと思います。

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国立国会図書館蔵『春日権現霊験記絵』(天明4年(1784)模写)より

*原本は 鎌倉時代、延慶2年(1309)頃 高階隆兼画(三の丸尚蔵館蔵

2018年に「春日権現験記絵-甦った鎌倉絵巻の名品-」(修理完成記念)がありました。

板床に畳を敷き、尼様は蚊帳のうちで眠れますが、そばの女房は蚊帳の外で扇であおぎつつ眠ります。

まだまだ、暑い日が続きます。みなさまも熱中症などにお気を付けくださいますよう。

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夏と秋と行かふ空の通い路は 明日は立秋

『古今集』巻第3 夏歌(168)

みな月のつごもりの日(ひ)よめる

夏と秋と行かふそらのかよひぢはかたへすずしき風やふくらん

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東京国立博物館蔵 『古今和歌集』(附 永正十六年牡丹花肖柏筆伝授1通/文亀三年牡丹花肖柏筆覚書1通/寛文四年烏丸資慶筆上包紙1枚)

室町時代、永正16年(1519)の伝授書などとともに伝わる『古今和歌集』から夏の部の終わりです。

先日の166「夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月やどるらん」

そして、167「塵をだにすゑじとぞ思ふ咲きしより妹とわが寝るとこ夏の花」

に続く部分です。

翻字(濁点を加えました)は

「  月のおもしろかりける夜あか月がたによめる ふかやぶ

夏の夜はまだよゐながらあけぬるを雲のいづこに月やどるらん

   となりよりとこなつの花をこひにをこせたりけれ

   ばおしみてこのうたをよみてつかはしける みつね

ちりをだにすへじとぞ思さきしよりいもとわがぬるとこ夏の花

   みな月のつごもりの日よめる

夏と秋と行かふそらのかよひぢはかたへすずしき風やふくらん」

明日は立秋です。

まだこんなに暑いのに?というところですが、太陽黄経が135度の日です。

ややこしいことに、新暦8月7日は、太陰暦(旧暦:月の運行による暦)では、6月18日。

まだ水無月の半ばだったりします。

令和2年の水無月(みなづき)晦日(つごもり)、6月29日は新暦8月18日(火)。

ああややこしや、ややこしや。

 

先日ご質問のあった、かな文字学習の入門に手頃な一冊。

笠間書院の『字典かな』です。

漢字も読めるようになりたい。

ならば、『くずし字解読辞典』がおすすめです。

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夏の夜はまだよひながら 伝伏見天皇

  月のおもしろかりける夜、あかつきがたによめる ふかやぶ

夏の夜はまだよひながら明けぬるを雲のいづこに月やどるらむ

『古今集』巻3(166) 夏歌 (百人一首36)

月がきれいであった夜の暁に詠んだ歌 清原深養父

夏の夜は(短くて)まだ宵だと思ううちに、(もう)明けてしまったのだが、雲のどこに(先ほどまでの月は)宿っているのだろうか。

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数年前に東京国立博物館で見た伝伏見天皇(1265~1317)筆「歌集切」です。

表装の青色が夏の夜の暁方のようにも感じられます。

Dsc05205-a雲紙の藍色も夜の雲を思わせます。

こちらは「夏の夜はまだよひながらあけにけり 雲のいづくに月やどるらむ」と、

「あけにけり(もうすっかり夜が明けてしまった)」としています。

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8月5日の月の出は19:59、月の入りは5:58。

    日の出は4:52、日の入りは18:41。

この写真は、8月4日0:17の写真で、月と木星(うっすら土星)を撮ったものですが、書を眺めつつ夏の短い夜を楽しむのもまた一興といったところでしょう。

番町皿屋敷のように1枚、2枚と採点し続けて、ふと空を見ると満月が空に見える今日この頃です。

 

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Hokusai: Mad about Painting

「世界最大規模。「スミソニアン博物館」の約280万点のデジタルデータが自由利用可へ」

https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21426 (美術手帖)を見て、早速見てみました。

Smithsonian Open Access

https://www.si.edu/openaccess

紹介動画(YouTube) https://youtu.be/B5vC2kweCNk

とあれこれ眺めていて「Hokusai: Mad about Painting」にたどり着きました。

https://asia.si.edu/exhibition/hokusai-mad-about-painting/

期間は November 23, 2019–January 2021 の展覧会ですが、少しでも見られるならうれしいことです。

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月と土星と木星

空の海に雲の浪たち月の舟星の林にこぎかくる見ゆ

『拾遺和歌集』488 「詠天 人まろ」とある歌です。

昨夜は月齢12.4。十三夜に近いの月ですので月の舟という形ではありませんが、月と星というとこの歌が思い浮かびます。

月のそばに土星と木星が見えました。天体望遠鏡があればもっとはっきり見えるところでしょうが、残念ながらこれが精いっぱい。

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文政6年(1823)刊『遠西観象図説』上・天象図・六 には

「望遠鏡を以て土星の大輪及び木星の横紋を見、且つ六星の全径を測りて其比例を示せり」
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(国立天文台図書室蔵)

https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100265569/viewer/46

尾張の蘭学者、吉雄俊蔵口授、日向草野養準筆記の天文学書。

200年前もこうして空を観察していた人々がいると思うと感慨深いものがあります。

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蜂は何匹いらっしゃいますか?

蜂の巣の撤去を依頼するために、管理会社さんに電話しました。

「蜂は何匹いらっしゃいますか?」

うちに「いらっしゃる」蜂はミツバチではなくアシナガバチですが、脳裏に浮かんだイメージはこんなかんじ。

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梅雨明け、8月1日 蜂の巣発見(ハチ画像注意)

8月になりました。

晴天です。ようやく梅雨明けです。

洗濯物を外に干そう!と出たところ視界の端に飛ぶ物が見えました。

蜂です。

7月の梅雨の合間に一度巣を作られてしまい、

業者さんに撤去していただいたのですが、雨で外に出ないうちに再び到来していました。

 

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「戻りバチ」というそうです。今度は、エアコンのホースのテープの隙間。

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「蜂が 家に 巣を 作つくるときは、 火災の 恐れが 無い」〔土佐の俗信集〕

「蜂が南側の軒に巣を作る年は大風なし」〔諺語大辞典(1910)〕【故事俗信ことわざ大辞典】

そんな俗信を読んでいる場合ではありません。

「戻りバチの対策と駆除」https://www.hachi-seo.jp/news/return.php

雨続きで家周りまで見ていませんでした。

みなさまもどうぞお気を付けください。

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