平成から令和へ
近代になって初めての譲位。
お代替わりにより元号が替わります。
新元号「令和」のおかげで『万葉集』が売れているとか。
帯はともかく、奥付って……ちょっと見てみたいような。
『万葉集』巻第五 古活字本(慶長元和年間)より
国立国会図書館蔵 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2544287
「初春令月気淑(ヨク)風和(ナリ)」
古活字本とは
室町末期~江戸時代初期にかけて作られ、出版された活字本。
近代の活版印刷と区別して「古活字」といいます。
この後、この本を覆刻整版(かぶせ彫り)した寛永二十年(一六四三)刊本が流布します。
国文学研究資料館蔵 https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/200016534/viewer/226
張衡「帰田賦」仲春令月時和気清 と書き入れがあります。
勉強していたのですね。
錦絵で「万葉集」が描かれた例としては、鳥文斎栄之「風流やつし源氏 朝顔」があります。
大英博物館でこれを見るのも興味深いことです。
さて、いよいよ令和元年。淑き時代となることを祈念しつつ。
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