« 2017年10月気になる展覧会 | トップページ | 大日本物産図会 信濃国氷中八ツ目鰻採ノ図 »

2018/01/01

謹んで新年のお慶びを申し上げます

あけましておめでとうございます。
最近は、Twitterに慣れてしまい、更新がすっかり間遠になってしまいました。

平成30(2018)、戊戌年です。
1月7日(日)に近くの公民館で百人一首講座の最終日として、かるた遊びをいたします。
競技かるたのような一分一秒を争うものではなく、のんびりと遊ぼうという企画です。
普通の活字かるたを予定していますが、ほかに板かるたを用意しようと思います。

P_20171230_212408
北海道(道東)にいた子どもの頃、
お正月と言えば、親戚が集まってかるた遊びなどをしていました。

花の色は移りにけりないたづらに 我身よにふるながめせしまに 小野小町
秋の田の仮庵の庵の苫をあらみ 我衣手は露に濡つゝ 天智天皇

P_20171230_212335
「うし」「もれ」とよめれば、子どもも十分参加できました。

板かるたは、江戸後期の会津が発祥であるという説が有力ですが、諸説有るようです。
ただ、北海道では今もこれが一般的な……はず。
私の子どもの頃がいつかはともかく、
職場の20代の北海道出身者が同意してくれましたので、まだ一般的なはずです。

近世前期に成立した、おそらく京都を発祥とする小倉百人一首かるたが
近世後期には各地に広がり、
近代において、北海道の地の果て(小樽の人に言われました)・道東にまで普及したと思うと
興味深いことです。

さて、一方、
近年、伝統文化ブームだという、そのおかげでしょうか。
近所(東京都下)の和菓子屋さんで花びら餅を見つけました。

P_20180101_141936

「寛永三暦のころ都に上り三四年在京せしうち発句
  花びらの餅や九重けふの春」
(斎藤徳元『塵塚誹諧集』寛永10(1633)年)

都に滞在中の「花びらの餅」。
九重といえば次の歌を思い浮かべることでしょう。

いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬる かな 伊勢大輔
「九重」とは宮中のこと。

宮中行事に由来する遊びや食は、地域や時代によってさまざまに姿を変えています。
1月7日で百人一首講座は一旦終わりますが、
4月からの(別の所の)講座で、近世の行事と絵画の研究を予定しています。

ブログの更新がすっかり滞っていますが、
とりいそぎ、年明け入稿の原稿と校正とシラバスと試験問題が終わり次第に…ぼちぼちとしたいと存じます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

|
|

« 2017年10月気になる展覧会 | トップページ | 大日本物産図会 信濃国氷中八ツ目鰻採ノ図 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87283/66232118

この記事へのトラックバック一覧です: 謹んで新年のお慶びを申し上げます:

« 2017年10月気になる展覧会 | トップページ | 大日本物産図会 信濃国氷中八ツ目鰻採ノ図 »