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2015/05/17

特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」

P_20150516_165125_hdr特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」

東京国立博物館 表慶館   2015年3月17日(火) ~ 2015年5月17日(日)

17で最終日となる、東京国立博物館の「インドのイム」展。
「仏」がどうしても「イム」と見えてならない。
そして、ある種の人々(みうらじゅん氏・いとうせいこう氏をはじめとする仏像マニア)を惹きつける展覧会を見てきました。

平成館の外で60分、甲巻コーナーの前で120分などという、「鳥獣戯画展」の行列を横目に、こちらはゆっくりと拝観することができました。

KolkataのIndian Museumの仏像が見られる貴重な展覧会です。コルカタってどこ?と、思いましたら、旧カルカッタとのこと。

かつては英語圏では英語化された音でカルカッタ (Calcutta) と呼ばれた。元の名前はカリカタで古い文献にもそのように記されている。コルカタと言う呼称は現地の言葉であるベンガル語での呼称で、カルカッタにあたる発音とは無縁であった。2001年には正式にコルカタに変えられたが、世界では英語綴りがまだ使われている。 wikipediaより

日本の仏像はどんどん、平らな顔で無表情になっていくような気がしますが、インドの仏像はとても表情豊かです。
体格からして違います。

会場では、地域ごとの仏像や資料の特色が紹介され、わかりやすい解説がついています。
そして、なによりうれしいのは、背面にも顔が彫られている、複数面の仏像の場合は、しっかり後ろから見ることができるように配置されていること。
像はやはり、前からだけではなく後ろ姿も見たいもの、これは興味深い。

仏像だけではなく貝葉経である「八千頌般若波羅蜜多経」(11世紀頃)も展示されています。
インドの貝葉経の実物を初めて見ることができました。

さて、今回は実に濃いグッズ展開をしています。
貝葉経のばんそうこうとか、前売り券とセットで販売されていた「インドの仏」カレー。
購入してみました。おいしいといいな。

おあつらえ向きに外にはカレーのワゴンが出ていました。
こういう方向性でいいの?と思いつつもおいしくいただきました。

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本館の正面にあるユリノキの花が、盛りでした。
この木に花が咲いているところを初めて見ました。

ユリノキ(百合の木、学名: Liriodendron tulipifera[1])は、モクレン科ユリノキ属の落葉高木である。
種小名 tulipifera は「チューリップ(のような花)をつける」の意。
別名にハンテンボク(半纏木; 葉の形が半纏に似ることから)、レンゲボク(蓮華木; 花が蓮の花を思わせることから)、チューリップツリー(同じく花がチューリップを思わせることから。種小名と同じ発想)などとも呼ぶ。 wikipediaより

たしかに、これは、チューリップかも。 
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2015/05/05

端午の節句で

5月5日は端午の節句
 ということで、近所で柏餅と粽、ついでに麩まんじゅうを購入。

粽(ちまき)
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ほどいてみると、なかは葛製
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柏餅
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麩まんじゅう
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あけてみると
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粽と麩まんじゅうは笹の葉の、柏餅は柏のよい香りがします。
端午の節句は、ちょうど新緑の時節で、温かく(日によっては暑く)なってくるので、このようなすがすがしい香りでさっぱりしたいところです。

【日本国語大辞典】では次のような解説がなされています。

(「ち(茅)まき(巻)」の意で、古く茅(ちがや)の葉で巻いたところからいう)笹やまこもで、もち米・うるち米の粉を巻き、長円錐形に固めて藺草(いぐさ)で巻いて蒸した餠。端午の節供に食べる習慣は、楚人が、五月五日に汨羅(べきら)の水に投身した屈原(くつげん)をあわれんで、竹の筒に米を入れて汨羅の水に投げる遺風がその起源だという。かざりちまき。《季・夏》

*新撰字鏡〔898〜901頃〕「粽〈略〉知万支」

*古今和歌集〔905〜914〕物名・四六七・詞書「ちまき」

*古今著聞集〔1254〕一八・六一八「長谷前々大僧正、五月五日、人々にちまきをくばりけるに」

*言継卿記‐永祿一二年〔1569〕四月二四日「自摂取院被呼之間罷向、ちまきにて酒有之」

*俳諧・炭俵〔1694〕上「文もなく口上もなし粽五把〈嵐雪〉」

*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕二四「京坂にては男児生れて初の端午には親族及び智音の方に粽を配り」

*風俗画報‐一五九号〔1898〕五月「五日〈略〉又粽子(チマキ)、柏餠を製して食し、四隣に贈与するを慣習とす」

*それから〔1909〕〈夏目漱石〉一四「葛の粽(チマキ)を、深い皿に入れて持って来た」

五月五日に食べる風習の起源としては屈原伝説の他に、天竺の蘇民将来が牛頭天王のために巨旦将来を退治した時、巨旦の髪の毛が粽のようだったので、彼が投身した五月五日に粽を食べるようになったという伝承もある。また、粽の長巻は巨旦の舌になぞらえて食べるのだとも伝承されている。

密家では粽を食べる時、クマ・キリバヤ・ダイバ・アラムシャ(クマは牛、キリバヤは頭、ダイバは天、アラムシャは王の梵語)と唱えるという。また、アラムシャと荒武者の連想から、とりわけ武家の節物として必須のものとされ、「あら、むしゃむしゃ」と食べたともいう。

角粽、錐粽、飴状の粽、五色粽、数珠の様な百索粽、その他さまざまな種類が見られ、特に京の道喜粽は入念に精製され、禁中に献上された。徳川幕府でも、端午の節供には、三家三卿の家門から献上された。

「あら、むしゃむしゃ」って初めて聞きました。
とはいうものの、学生さんに聞いたら柏餅はともかく、「ちまき」というと中華ちまきのイメージの方が強いよう(地域差?)。確かに関東では柏餅の方が一般的なのと、やはり食べやすさでしょうか。

ツイッターにこんな記事が。いろいろあるんですね。


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2015/05/04

特別展 広重と清親―清親没後100年記念

会場 太田記念美術館
会期 2015年4月1日(水)~5月28日(木)
 【前期】4月1日(水)~4月26日(日)
 【後期】5月1日(金)~5月28日(木)
※前後期で全展展示替え

百日紅~Miss HOKUSAI~』公開記念
葛飾応為の代表作「吉原格子先之図」を特別展示
展示期間 2015年5月1日(金)~28日(木)
※特別展「広重と清親-清親没後100年記念」後期会期中

入館料割引プラン 清親を巡る    入館料割引プラン 下記展覧会の入館チケットの半券を当館でご提示いただくと、広重と清親展を100円引きでご覧いただけます。 (1枚につき1名様、1回限り有効 ※他の割引と併用できません。) ●練馬区立美術館   「没後100年 小林清親展」 2015年4月5日(日)~5月17日(日)

ただし、これを使うには先に練馬区立美術館へ行き、その半券を持って太田記念美術館に行くということ。
逆では割引になりません。

アニメ『百日紅~Miss HOKUSAI』公開記念とのことですが、
どんな理由であれ、作品が見られるならばなんでもよし。

ただ、『アルスラーン戦記』といい、学生時代に読んでいた作品が、最近次々とアニメ化されて少々複雑な気分になります。というのも原作は1983(昭和58)年です。杉浦日向子氏の『百日紅』は。
葛飾応為(お栄)は近年研究が進みつつあるのと、故杉浦日向子作品は味わいがあるのでうれしいのですけれど、……アニメでは、原作よりお栄さんの目がずいぶん大きくなっている。うーん。
 

それはともかく、「広重と清親-清親没後100年記念」は清親がいかに広重を意識していたかを見るのにとてもよい展示です。意識―hommage オマージュと言った方がよいでしょう。
それとともに、清親の作品を見ると、ああ本当に江戸は終わってしまったのだなあ、と一抹の寂しさを感じます。

杉浦日向子氏に敬意を払うなら、次は井上安治を見たいところ。

たしか、『江戸アルキ帖』で清親と安治の印象について触れていたはず。

ですが、残念、〈GAS MUSEUM がす資料館〉『安治の描く東京の水辺』展は3月で終わってしまっていました。今は、生誕130年「ノエル・ヌエット」展、これもおもしろそうです。

ちなみに練馬区立美術館の図録は、青幻舎より出版されています。
横型のなかなかしゃれた本です。


せっかく原宿まで来たのですから、明治神宮に足をのばしてみました。さすがに、緑の匂いが濃い、のですが、人もいっぱい。初詣ほどではないのですが、みどりの日だからということでしょうか?それとも、ここはいつも人が多いのか。

明治神宮文化館では「『源氏物語』でみる宮廷装束の雅」展が見られます。
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2015/05/03

ボッティチェリとルネサンス

「ボッティチェリとルネサンス―フィレンツェの富と美」
Money and Beauty Botticelli and the Renaissance in Florence 

会期:2015/3/21(土・祝)-6/28(日) 
*4/13(月)、4/20(月)のみ休館

開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

これはうれしい。仕事の後でもゆっくり見られます。

会場:Bunkamuraザ・ミュージアム

それにしても、
fortune とか、propertyではなく、Moneyですか!
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東急本店のディスプレイもなんとなく妖しげなつくりになっています。
おお、なんだか「ボッティチェリとルネサンス」というには、別種のインパクトが。

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図録も“Money and Beauty”。やはりMoney!
会場で売っていましたフィオリーナ金貨を模したチョコレートも添えてみました。

それにしても、この展覧会はおもしろいです。
ボッティチェリとルネサンス、それだけでも十分美しいのですが、
さらに、その美を生み出したフィレンツェひいてはメディチ家の興亡を歴史的に見ることができます。
銀行業の資料や、金貨の鋳造方法など必見です。

経済と美術の関係をわかりやすく説明したジュニアガイド、これも親切です。

そして、音声ガイドもおすすめです。

メディチ家お抱えの音楽家ハインリヒ・イザークの曲を特別収録
 とのこと。
歌曲集が展示されていると、音楽が聞きたくなるもの。
会場で、音楽を聞きながらまったるするのもなかなかよいものでした。

まじめに勉強するならこれは一読しておきたい。

ビジュアル的に見るならこちらがおもしろいでしょう。

今回の展示のイベント関連ならこちらでしょうか。ロレンツォ〈イル・マニーフィコ〉の顔が肖像画によく似ていて(似せていて)、雰囲気が良く出ています。

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2015/05/02

生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村

○生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村
3月18日~5月10日 サントリー美術館 (東京・六本木)

ここのすばらしいところは、展示内容、建物のデザイン、いろいろありますが、
ありがたいことに、遅くまで開いています。

開館時間:10:00~18:00(金・土は20:00まで)

これなら仕事の後でも落ち着いて見ることができます。

そして、今回の若冲と蕪村展、展示替えが6回も!
4月29日(水)から最後の展示が始まりました。

蕪村の「火桶炭団を」自画賛 
若冲の 白鶴図、などなど はこの期間しか見られません。

もう一度行かねば。

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前回は、加賀麩 不室屋Cafeでは麩まんじゅうとほうじ茶をいただきました。
大テーブルには図録が置かれていて、展示の余韻とともにお茶が飲めるのもうれしいところです。

桜前線は北海道へ行ってしまいました。そろそろ藤の花も気になる時節です。
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2015/05/01

5月に見たい展覧会 東京編

気がつけばもう5月。
どこもいろいろ見ごたえのある作品が並んでいます。

△動物絵画の250年
3月7日~5月6日 府中市美術館(東京・府中)

○三井の文化と歴史 前期:茶の湯の名品
4月11日~5月6日 三井記念美術館(東京・三越前)

◇生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村
3月18日~5月10日 サントリー美術館(東京・六本木)

○春の優品展
4月4日~5月10日 五島美術館(東京・上野毛)

◎京都・細見美術館 琳派のきらめき 琳派400年記念
4月29日~5月11日 日本橋高島屋(東京・日本橋)

○「ハイカラ -覚醒するジャポニズム-」ボストン美術館スポルディング・コレクション
4月25日~5月13日 東京芸術大学大学美術館(東京・上野)

○特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」
3月17日~5月17日 東京国立博物館(東京・上野)

○大関ヶ原展
3月28日~5月17日 江戸東京博物館(東京・両国)

○没後100年 小林清親展 文明開化の光と影をみつめて
4月5日~5月17日 練馬区立美術館(東京・中村橋)

○尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密
4月18日~5月17日 根津美術館(東京・表参道)

○ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 ~アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから
2月7日~5月24日 三菱一号館美術館(東京・丸の内)

○いぬ・犬・イヌ
4月7日~5月24日 渋谷区立松濤美術館(東京・渋谷)

○ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美
4月4日~5月17日 東京芸術大学大学美術館(東京・上野)

◇広重と清親―清親没後100年記念
4月1日~5月28日 太田記念美術館(東京・原宿)

○グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家
3月3日~5月31日 国立西洋美術館(東京・上野)

○ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
2月21日~6月1日 国立新美術館(東京・乃木坂)

○特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」
4月28日~6月7日 東京国立博物館(東京・上野)

○三井の文化と歴史 後期:日本屈指の経営資料が語る 三井の350年
5月14日~6月10日 三井記念美術館(東京・三越前)

○大アマゾン展
3月14日~6月14日 国立科学博物館(東京・上野)

○畠山即翁の大師会茶会
4月4日~6月14日 畠山記念館(東京・高輪台)

○東洋の美 中国・朝鮮・東南アジアの名品
4月11日~6月14日 出光美術館(東京・日比谷)

○手紙?筆先にこめた想い? ~天理大学附属天理図書館所蔵
5月27日~6月14日 天理ギャラリー(東京・神田)

○ルドゥーテ「美花選」展
4月18日~6月19日 日比谷図書文化館(東京・霞ヶ関)

□『源氏物語』でみる宮廷装束の雅
3月28日~6月21日 明治神宮(東京・原宿)

○松園と華麗なる女性画家たち
4月18日~6月21日 山種美術館(東京・恵比寿)

○近代の日本画展
5月16日~6月21日 五島美術館(東京・上野毛)

○寛永の三筆とその時代
4月6日~6月27日 センチュリーミュージアム(東京・早稲田)

○細川家起請文の世界
3月21日~6月28日 永青文庫(東京・江戸川橋)

◇ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美
3月21日~6月28日 Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)

○コーヒーとお茶の時間
4月1日~6月28日 切手の博物館(東京・目白)

○大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史
4月18日~6月28日 東京都美術館(東京・上野)

○マグリット展
3月25日~6月29日 国立新美術館(東京・乃木坂)

○ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ
4月25日~7月12日 印刷博物館(東京・飯田橋)

○着想のマエストロ 乾山見参!
5月27日~7月20日 サントリー美術館(東京・六本木)

○発掘された日本列島2015
5月30日~7月20日 江戸東京博物館(東京・両国)

○大地図展 フェルメールも描いたブラウの世界地図
4月22日~8月9日 東洋文庫ミュージアム (東京・駒込)

○館蔵 古地図展
5月19日~8月15日 千秋文庫(東京・九段下)

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