« 十三夜(後の月) | トップページ | 慶應義塾の王朝物語:源氏物語を中心として »

寒露に満月、皆既月食

本日は、寒露。

『日本国語大辞典』を見ると、

寒露とは、霜になりそうな冷たい露のことをいい、二十四節気の一つとしては、太陽が黄道上の一九五度の点にある時をいいます。陰暦の九月の節気、新暦の一〇月八日頃に当たる
 とのこと。

『新撰万葉集』(893~913)には次の和歌・漢詩が記されています。

三八六 露寒美(ツユサムミ) 秋之木葉丹(アキノコノハニ) 仮廬為留(カリホスル) 虫之衣者(ムシノコロモハ) 黄葉成計里(モミヂナリケリ)

三八七 寒露木葉怨秋往(かんろとこのはあきのゆくをうらむ)
     万人家所知長別(ばんにんのいへしるところなりながくわかるるを) 
     数処林枝愁黄葉(すうしよのはやしのえだくわうえふをうれふ) 
     廬宅中壁虫音薄(ろたくのなかのかべのむしのねうすし)

そろそろ夜は冷えるようになってきました。
紅葉(黄葉)にはまだ早いのですが、虫の音はよく響いています。

今夜は満月で、おまけに皆既月食までありました。
今日は旧暦9月15日なのですが、おもしろいことに、
平安時代、寛平8年(896) 9月15日にも月蝕が起きています。
『日本紀略』亭子院 には、

九月十五日、癸巳、始従巳剋迄于未剋、有月蝕之、陰暗無光。
とあります。
平安の人たちは月蝕をどのように見たでしょう。


Dsc00709a


Dsc00710a

自宅の近所は明るすぎましたので、小金井公園に月見に行きました。
薄暗いところのベンチには案外月見の人々がいて、まったりとした感じです。
とはいえ、今夜は雲もなかなか。

Dsc00720a

|
|

« 十三夜(後の月) | トップページ | 慶應義塾の王朝物語:源氏物語を中心として »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87283/60446032

この記事へのトラックバック一覧です: 寒露に満月、皆既月食:

« 十三夜(後の月) | トップページ | 慶應義塾の王朝物語:源氏物語を中心として »