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2013/05/19

奇跡のクラーク・コレクション

奇跡のクラーク・コレクション―ルノワールとフランス絵画の傑作
2013年2月9日(土)~5月26日(日)
三菱一号館美術館
Img

ポスターやチケットには「クラ/コレ」と略称されています。表だって略称が使われるのは珍しいですが、確かに言いやすい。

クラーク美術館は米国マサチューセッツ州ウィリアムズタウンにあるそうですが、正直なかなか行きづらそうな気がします。しかし、図録に記されたクラーク美術館の館長のメッセージを読むとかえって行ってみたいような気になりました。
「クラーク美術館は、美術館と視覚芸術の研究・高等教育センターという、二つの異なる側面を持つ世界でも珍しい研究所」
「マサチューセッツ州西部、バークシャー地方の森林140エーカーの敷地に、膨大なライブラリー」
「優れたアイディアを育む温室」

”コレクションと研究・教育の場”これは魅力的です。

そして今回は”ルノワールとフランス絵画の傑作”です。
ですので、図録の巻末に、描かれた場所を示すフランス地図まであります。
ノルマンディー地方は特に拡大して説明。
ディエップ、ルーアン、エトルタ。
『奇巌城』の舞台です。
クロード・モネの「エトルタの断崖」
イジドール・ボートルレ少年(青年?)とルパンとの知恵比べを彷彿とさせます。
ちょっと脱線。クラーク・コレクションとルパンには何の関係もありません。ただの私の妄想です。

さてもう一つ。
アルフレッド・ステヴァンスの「公爵夫人(青いドレス)」
背景に日本の物と思われる屏風が描かれています。落款があるようなのですが、よく見えません。
1866年頃の作。日本では慶応2年です。

そして、ルノワールの「モネ夫人の肖像(読書するクロード・モネ夫人)」
青い壁に飾られているのは団扇。団扇がこんなオシャレに飾られるとは。
これは1874年頃の作。日本では明治7年。

いろいろ楽しめる作品が並んでいます。
この展覧会は5月26日(日)まで。

このあとは兵庫県立美術館に巡回するそうです。
2013年6月8日(土)―9月1日(日)

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コメント

「グラコロ」を思い浮かべたのは私だけでしょうか?
…冗談はさておき、三菱一号館美術館は、最近いろいろと"仕掛けて"くるのですねぇ。素晴らしい!学芸員さんが変わられたのでしょうか、企画力その他、見習いたいものです。

投稿: (あ) | 2013/05/27 19:48

(あ)先生
こちらにもコメントありがとうございます。
日本語の4音省略の誘惑…強いですよね。
グラコロ!
今度学芸員さんにクラコレ命名者を伺ってみます。
次の浮世絵FloatingWorldはなかなかフロワーとは言えません。
なにかないかな。

投稿: ouchi | 2013/06/01 10:37

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