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2013/04/03

小金井桜

今年の桜は例年より早くて小金井市の桜まつりには間に合わなさそうです。
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夕方に行ったので、曇り空と桜でなんだかうすぼんやりした景色となってしまいましたが、
舞い散る花びらの中を歩くのはなかなかよいものです。

今年の春は桜が早い上に、やたら冷たい雨が降ります。3月31日(日)もわりと寒い一日でした。
空を見上げると、網目状の枝と空にとけこんだようなぼんやりとした桜色。
枝ぶりがやたら目立って見えます。

「花の雲空もひとつに枝はれて袖にぞ残る雨の名残は (長嘯子)」を思い出しますが、
残念ながら”枝はれて”とはいえません。

先年、コレクション歌人選「木下長嘯子」に文章を書かせていただきました。


読売新聞掲載の上野誠先生の書評では「おいおい、そんなのありなのと笑ってしまうのが植木朝子『今様』と大内瑞恵『木下長嘯子ちょうしょうし』。」とのこと。『今様』と並べていただけてちょっとうれしいです。
いちおう、撰歌基準は近世の和歌撰集に撰ばれた、つまり近世の人の好みに近いものを集めてみたのですけれど、長嘯子の歌は伝統和歌として変な歌が多い。だから俳人に好かれたのではないかと。流行歌などを普通に取り入れた破調が長嘯子らしさかと思いますので、結果として妙な歌も入ってしまいました。湯たんぽの歌(狂歌)とか。

それはともあれ長嘯子には桜の歌も多いので、桜を見るとついつい思い出してしまいます。
一夜で花の歌50首を詠んだということもありますし。
いや、むりやりに宣伝しているわけでは、……ありませんよ。
ただ、笠間書院様と監修の先生方にはたいへんご迷惑をおかけしてしまいましたので、申し訳ない……と思う次第です。
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ぼんやりした桜ばかりでしたので西口付近の桜と菜の花でコントラストをつけてみましょう。

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