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2013/04/21

江戸東京たてもの園 特別展「たてもの園と建築家たち」

江戸東京たてもの園 特別展「たてもの園と建築家たち」

会期:平成25年1月17日(木)~ 5月6日(月・休)
会場:江戸東京たてもの園 ビジターセンター内 展示室
主催:東京都 江戸東京たてもの園
後援:(一社)日本建築学会(社)日本建築家協会

今日は寒い1日でした。とはいえ、連日ひきこもりでは明日から動けなくなりそうですので、江戸東京たてもの園へ出かけてみました。そろそろ藤の花が咲いているはずです。
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しかし残念ながら、小金井公園の藤棚はまだ咲き始めたばかりでした。
そこで、昨日オープンしたデ・ラランデ邸へ行ってみました。
たてもの園の入場料は大人は400円です。
ところが、本日は家族ふれあいの日。

毎月第3土曜日と、それに連続する日曜日(家族ふれあいの日)は、都内在住で18歳未満の子を同伴する保護者は観覧料が半額です。

しまった。一人で来てしまいました。それはまあよしとして。

まず、ビジターセンターで暖まりつつ、「たてもの園と建築家たち」
堀口捨己による「小出邸」、三井道男による「田園調布の家(大川邸)」、前川國男の自邸である「前川國男邸」の図面・写真などが見られます。前川邸の模型などもあります。白い紙に鉛筆で線引きしている図面や、今となっては懐かしい青写真(青地のコピー)もあります。

おもしろかったのは、前川國男の資料の中に、池田亀鑑『古典文学論』があることです。
前川國男という人は、おそらく思いついたらすぐそばにある本にメモ書きする習性があったのでしょう。
『古典文学論』の表紙に庭の植栽図が描かれていました。万年筆(ペン)で描かれたものでしょうか。
ほかにも数冊メモ書きの犠牲となった本が……。( ̄ー ̄)ニヤリ

図面を見てから実際の家を確認すると配置の工夫がよくわかります。
私の場合は、どうしても「どのように本棚を配置するか」がメインとなってしまいますが。

さて、新規オープンのラランデ邸。
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木立の向こうに洋館っぽい建物が見えてきます。
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建物は3階建て。
1階で武蔵野茶房が営業しています。
メイド姿のお嬢さんがいらっしゃって「いらっしゃいませ」(ご主人様heart01とは言ってくれませんが)
と迎えてくれます。
ただし、ここは4時で閉店のため、今日は遅すぎました。

また今度ということで、2階に上がります。
階段を上るとそこには主寝室。
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いきなり寝室の写真を撮るのもどうかとは思いましたが、
他の部屋に家具は入っていませんので、まあとりあえず。

寝室を出て、南側の部屋から窓の外をのぞくと、三井家の蔵があります。
このながめはラランデさんも想定していなかったでしょう。
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そして西には八王子の農家が。
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この間まで桜ざかりでしたが、もう新緑の時節。
連休の頃には藤もきれいに咲きそろうことでしょう。

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2013/04/14

太田記念美術館「江戸の女子力」

太田記念美術館「江戸の女子力―ファッション・メイク・習い事」
2013年4月2日(火)~4月21日(日)

最近は、ツイッターで展覧会の案内をしてくれるところが増えました。
太田記念美術館のツイッターでは、見どころをツイート(文字通りつぶやき)してくれます。

そこで、気になったのが4月3日(水)のツィート。歌川国貞(三代歌川豊国)「当世美人合 かこゐ」を紹介しているのですが、着目ポイントが「椎茸柄の着物」いや、なるほど、椎茸です。画像はこちらをごらん下さい。

蔵書印データベースの(あ)先生より伺い、思わず、「おおーっ」と独りごちた一枚でした。
さて、うっかりするとすぐに終わってしまいますので急いで見に行きませんと。

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2013/04/13

明治7年の地理の教科書

文部省編纂
『日本地誌略』巻一
明治七年一月 師範学校彫刻 Nihonchishiryaku_a
袋入りの本です。
左下に、Nihonchishiryaku_b
「師範学校彫刻之印」があり、
蔵書印は裏側にありました。

Nihonchishiryaku_c

「古志郡蒋澤村」と読めます。

古志郡。新潟県長岡市でしょうか。山古志村は2004年の地震で知られたところですが、蒋澤村がわかりません。

明治5(1872)年に師範学校が東京に設置され、翌年以降各地に作られていきました。その流れで明治7年教科書として印刷された本がこの『日本地誌略』です。
新潟というところは本当に学問熱心な地域だと、脳裏に新潟出身の友人たちを思い浮かべつつ思いました。


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2013/04/08

桜祭りの後

7日は嵐の後で、風は強かったものの午後には晴れました。Koganeikouen_004a


『古今和歌集』巻第一 春歌上 84  

  桜の花のちるをよめる きのとものり
久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ

この歌ではどちらかというと静かに花びらが舞い落ちるような気がします。
7日の風の強さでは、空中に桜の花びらが舞い散るようになっていて、
まるで風の姿が見えるようでした。
とするとこちらでしょう。

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  亭子院歌合歌 つらゆき
さくら花ちりぬる風のなごりには水なきそらに浪ぞたちける

とはいえ、小金井公園での桜祭りは花の後であろうとも盛況だったようです。
Koganeikouen_002a

江戸東京博物館たてもの園では
特別展「たてもの園と建築家たち」開催中です。
平成25年1月17日(木)~5月6日(月・休)

今日から学校が始まります。
たてもの園の報告はまた後日。

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2013/04/07

雨と風とで桜も終わり

6日から7日にかけての雨風はすっかり桜を散らしてしまいました。

4月5日は清明でした。
太陽黄経が0度の日が春分の日、そして太陽黄経が15度になる日を清明といいます。
少しずつ日が長くなっているのですね。日本では花見の季節でもあります。

今年は桜が早くて東京ではもう散りかけていますが、この雨ですっかり散ってしまうでしょう。
蔵書印データベースの「今日の蔵書印」に井上円了の桜マークの蔵書印が出ていましたので、
花を惜しみつつ、桜の咲き始めの頃の写真など。

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拡大すると、月と桜と井上円了博士像(後ろ姿)。となっているはず。

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2013/04/06

ラファエロ

ラファエロ展

会場:国立西洋美術館
会期:2013年3月2日(土)~6月2日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館。5月7日は休館)
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今年はイタリア・ルネサンス好きにはたまらない一年のようです。

この後、東京都美術館ではレオナルド・ダ・ヴィンチ展が始まります。
【特別展】ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵 レオナルド・ダ・ヴィンチ展~天才の肖像
2013年4月23日~ 2013年6月30日

そして秋には、
システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展-天才の軌跡 が始まります。
会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)
会期:2013年9月6日(金)~11月17日(日)

楽しみにしつつ、マキアベリ『君主論』でも読み返してみましょうか。

高校生の頃、読んだのは中公バックス・世界の名著の『マキアヴェリ』でしたが、今は『君主論』だけでもいろいろあることに驚きます。

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2013/04/05

東京スカイツリー

東洋大学の2号館16階のスカイホールから、東京スカイツリーが見えます。
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南の方には東京タワーも見えるのですが、

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この写真ではよくわかりませんね。

それにしても、去年、歌川国芳の「東都三ツ股の図」にスカイツリーが描かれている!などという話がありました。
川崎・砂子の里資料館の斎藤文夫館長が発見したという話で新聞やテレビで紹介されていましたが、
斎藤館長、そんなことは言っていませんでしたけれどね。スカイツリーみたいで面白いよね。でも、あれは……。

さて、その詳細は砂子の里資料館に行ってのお楽しみでしょう。

その斎藤コレクションの粋を集めた展覧会が6月にあります。
三菱一号館美術館(東京・丸の内)
「浮世絵 Floating World 珠玉の斎藤コレクション」
2013年6月22日(土)~9月8日(日)

本人も学芸員も全部で何点あるのかわからないという、斎藤文夫館長のコレクションから
会期を3回に分けて、約600点を展示するという、とんでもない展覧会のようです。

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2013/04/04

国文学研究資料館 和書のさまざま

国文学研究資料館 常設展示 和書のさまざま

4月1日(月)より
国文学研究資料館 毎年恒例の常設展示が始まりました。
確か看板には~日までと書いてあったように思うのですが、ホームページにはありません。
今度行ったときにしっかり見ておきましょう。4月下旬くらいまではやっていたはず。

内容は、展示一覧過去の画像を見てみるとよいでしょう。

2日3日は花散らしの雨でしたが、4日はようやく晴れてきました。
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この桜並木は国文学研究資料館から立川駅へ歩いて行く途中、昭和記念公園の北側の通りです。
このあたりの桜ももう終わりです。


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2013/04/03

小金井桜

今年の桜は例年より早くて小金井市の桜まつりには間に合わなさそうです。
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夕方に行ったので、曇り空と桜でなんだかうすぼんやりした景色となってしまいましたが、
舞い散る花びらの中を歩くのはなかなかよいものです。

今年の春は桜が早い上に、やたら冷たい雨が降ります。3月31日(日)もわりと寒い一日でした。
空を見上げると、網目状の枝と空にとけこんだようなぼんやりとした桜色。
枝ぶりがやたら目立って見えます。

「花の雲空もひとつに枝はれて袖にぞ残る雨の名残は (長嘯子)」を思い出しますが、
残念ながら”枝はれて”とはいえません。

先年、コレクション歌人選「木下長嘯子」に文章を書かせていただきました。


読売新聞掲載の上野誠先生の書評では「おいおい、そんなのありなのと笑ってしまうのが植木朝子『今様』と大内瑞恵『木下長嘯子ちょうしょうし』。」とのこと。『今様』と並べていただけてちょっとうれしいです。
いちおう、撰歌基準は近世の和歌撰集に撰ばれた、つまり近世の人の好みに近いものを集めてみたのですけれど、長嘯子の歌は伝統和歌として変な歌が多い。だから俳人に好かれたのではないかと。流行歌などを普通に取り入れた破調が長嘯子らしさかと思いますので、結果として妙な歌も入ってしまいました。湯たんぽの歌(狂歌)とか。

それはともあれ長嘯子には桜の歌も多いので、桜を見るとついつい思い出してしまいます。
一夜で花の歌50首を詠んだということもありますし。
いや、むりやりに宣伝しているわけでは、……ありませんよ。
ただ、笠間書院様と監修の先生方にはたいへんご迷惑をおかけしてしまいましたので、申し訳ない……と思う次第です。
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ぼんやりした桜ばかりでしたので西口付近の桜と菜の花でコントラストをつけてみましょう。

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2013/04/02

蔵書印データベース

祝!蔵書印データベース一般公開1周年記念。

蔵書印データベースとは国文学研究資料館が公開している蔵書印のデータベースです。
蔵書印とは、本を所蔵した持ち主が自分の蔵書に押すものです。

例えばこんな印など。Photo_2

本好きの人間は、人の家に行くとついつい書棚をじーっと見てしまいます。その人がどんな本を読むのか。その人らしい本が並んでいるものです。

例えば、江戸川乱歩はどんな本を読んでいたのか。立教大学の乱歩の蔵書など興味深くてわくわくします。
ただ、すべての文庫がきちんと保存されているわけではありません。
散逸した文庫というものもあります。そういうとき、蔵書印からもとの蔵書を探るということもできます。

「蔵書印」に関する書籍もいろいろありますが、国会図書館の電子展示会に「蔵書印の世界」というサイトがあります。

ただし、ここで見られるのは一部の有名人だけです。

例えば、先日買った本に「学古堂」という印が押されていました。
Photo

こういう印を調べるときに、国文学研究資料館の蔵書印データベースで検索すると見つかることがあります。

データベースはなんといってもデータの多さが重要です。
さて、これからデータが増えるともっと昔の人々の蔵書の全容が見えてくるのではないかと楽しみです。

そして、1周年記念でツイッターを始めたというお知らせが来ました。
興味のある方、よければフォローしてみてはいかがでしょう。

蔵書印データベース (国文学研究資料館 電子資料館内サイト)
蔵書印/出版広告 (ツイッター)

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2013/04/01

2013年4月の展覧会

ご無沙汰しておりました。
博士論文やパソコンの故障、震災などで中断しておりました晴歩雨読を再開したいと存じます。
まずは、目についたものということでたいへん恣意的ですが2013年4月の展覧会スケジュールから。

東京国立博物館140周年 特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」
2013年1月12日~4月7日東京国立博物館(東京・上野)

エル・グレコ展
2013年1月19日~4月7日東京都美術館(東京・上野)

三井家のおひなさま
2013年2月8日~4月7日三井記念美術館(東京・三越前)

コレクション展 遠州・不昧の美意識 -名物の茶道具-
2013年2月23日~4月7日根津美術館(東京・表参道)

開館20周年記念 円山応挙展―江戸時代絵画 真の実力者―
2013年3月1日~4月14日愛知県美術館(愛知・栄)

英国古典版画展-西洋から見た日本の古地図特集
2013年4月10日~4月16日丸善 丸の内本店(東京・東京)

ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア
2013年3月9日~4月21日bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)

江戸東京博物館開館20周年記念 2013年NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」
2013年3月12日~5月6日江戸東京博物館(東京・両国)

藝大コレクション展―春の名品選―
2013年4月5日~5月6日東京芸術大学大学美術館(東京・上野)

特別展覧会 狩野山楽・山雪
2013年3月30日~5月12日京都国立博物館(京都)

土佐光吉没後400年記念 源氏絵と伊勢絵 ―描かれた恋物語
2013年4月6日~5月19日出光美術館(東京・日比谷)

コレクション展 国宝燕子花図屏風 -〈琳派〉の競演-
2013年4月20日~5月19日根津美術館(東京・表参道)

奇跡のクラーク・コレクション ― ルノワールとフランス絵画の傑作
2013年2月9日~5月26日三菱一号館美術館(東京・二重橋前)

ラファエロ展 Raffaello
2013年3月2日~6月2日国立西洋美術館(東京・上野)

特別展 百花繚乱 ―花言葉・花図鑑―
2013年4月6日~6月2日山種美術館(東京/恵比寿)

特別展「国宝 大神社展」
2013年4月9日~6月2日東京国立博物館(東京・上野)

ボストン美術館 日本美術の至宝
2013年4月2日~6月16日大阪市立美術館(大阪・天王寺)

「もののあはれ」と日本の美
2013年4月17日~6月16日サントリー美術館(東京・六本木)

特別展 河鍋暁斎の能・狂言画
2013年4月20日~6月16日三井記念美術館(東京・三越前)

現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展
2013年4月27日~6月16日bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)

プーシキン美術館展 フランス絵画300年
2013年4月26日~6月23日愛知県美術館(愛知・栄)
→7月に横浜美術館

レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像
2013年4月23日~6月30日東京都美術館(東京・上野)

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