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2007/09/02

「京都五山 禅の文化展」あと一週間です

足利義満六百年御忌記念
京都五山 禅の文化展ZEN TREASURES

[東京会場]
会場 東京国立博物館・平成館

会期 2007年7月31日(火)~9月9日(日)
Zen


いよいよ、残り1週間となりました。

仏教に詳しくない身で入ってみると、、、

まず、会場で圧倒されるのは、僧侶の肖像画と木像です。
白砂の上に浮いているのは、無関普門座像と癡兀大慧座像。
こんな師匠に見つめられる弟子の立場って。。。

師弟関係を重視する禅宗においては師の姿を「頂像(ちんぞう)」という形で残し、大事にします。
異論もあるようですが、一応、「禅僧にとっては師に参禅した証、在家信者にとっては帰依した証」だったり、葬礼などの儀式に用いられるためとか。。。

和歌の世界では、「影供」といわれ、柿本人麿の肖像画が、和歌の伝授とともに重要視されましたが、このときの肖像画はイコンのようなもの。神像といった意味合いでしょうか。

頂像の場合、師の生前に像を描かせた場合もあったわけで。
いつも、師匠ににらまれながら修行に励むのでしょうか?
(別に傍らにいつもあったわけではないでしょうけれど)
どの像も妙にリアル。

自室に人物写真を飾る趣味のない身としてはなかなか不可解で興味深いことです。

そして、この時代は、現在日本の伝統文化といわれるものの基礎が形成された時代です。
より興味のある人は図録のほかに、ZEAMIを読んでみるのも一興です。
特集は足利義満。
足利氏を真っ向から扱った研究の少ない中で最新の研究状況を知ることができます。

基本的に江戸時代以前のお坊さんたちは、中国へ行った人や中国から来た人も多く、国際的な人々でした。
なんといっても、仏教の発祥の地はインドであり、お経はサンスクリットから翻訳された中国語だったわけですから。
展示品にも顕著にあらわれていますが、禅宗の文化の基底は中国文化です。
忘れがちですが、室町期は日本史上、もっとも(?)海外貿易に力を注いだ時期でもあるわけです。

足利義満没後600年。これをきっかけに奥深い室町幕府の世界をかいま見ることができます。

そして、どうしても、気になるのがポスターの「Let’s ZEN」!
そのせいか、会場に外国の方々がいつもより多いような気がしました。

いまや、禅は精神修養の「道」の一つなのでしょう。

うーん。奥深い。。。


[九州会場]
2008年1月1日~2月24日
九州国立博物館

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