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2007/05/27

百人一首の日

いつ決まったのか知りませんでしたが、今日は「百人一首の日」だそうです。

その根拠は、百人一首を選んだといわれる藤原定家の日記『明月記』の記述とのこと。
文暦2年(1235)5月27日の条に、息子・為家の岳父にあたる宇都宮頼綱の懇願によって、嵯峨の頼綱の山荘に飾る色紙として「古来の歌各一首、天智天皇より以来、家隆雅経に及ぶ」歌を染筆したと記述されていることから。

さまざまな百人一首があります。

その成立事情には諸説ありますが、ともあれ、中世において写本(手書きで書写された書物)として伝わりました。
安土桃山期にポルトガル人によってカルタ(トランプの原型のようなもの)が伝えられました。それはやがて江戸時代に百人一首カルタが作られるようになります。
早い時期のものとして豪華な絵・能筆による書からなる道勝法親王筆の百人一首かるた(滴翠美術館蔵)が知られています。また、光琳カルタ(大石天狗堂から覆製が出ている)も作られます。

そして、明治になって黒岩涙香によって競技カルタ(全日本かるた協会があります)が定められ、活字の札が広まります。

かるたについては、『日本のかるた―小倉百人一首の背景』が詳しいです。

また、同時に和歌の入門書としても百人一首は享受されます。そのほか、意匠としても。
写真は、歌人の絵の入った絵皿です。大量生産されたらしいので模様がずれていますけれど。
Karutasara

実際、百人一首を学ぶと奈良~平安時代の主要な歌人を知ることとなりますので、文学史の学習にも向いています。

和歌の享受という点からみても『百人一首』はやはりおもしろいです。
成立事情や、歌の解釈を文庫で読むならこちらがおすすめです。

ただし、「百人一首の日」の根拠となる『明月記』の日付、5月27日は旧暦ですから、2007年だと6月11日に相当するのでは?
いや、逆に1235年の5月11日が何月何日かと考えるべきでしょうか?さて?
次は、暦と天文学について勉強しなければ。
奥が深くておもしろいですね。

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