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2007/04/07

日本を祝う~サントリー美術館

[サントリー美術館 開館記念展Ⅰ]日本を祝う

会期 2007年3月30日(金)~6月3日(日)
開館時間 日、月曜日、祝日 10時~18時
       水~土曜日    10時~20時
       火曜日 休館
会場 サントリー美術館(東京ミッドタウン:大江戸線・日比谷線六本木駅直結)

Nihoniwau
さて、いよいよサントリー美術館が再開されました。赤坂見附の以前の場所もよかったのですが、今度は東京ミッドタウンです。
オープンしてまだ1週間。ここは、水曜日から土曜日は夜8時まで(入館は7時30分まで)見られるので、仕事の後でもゆったり行けます。国文学研究資料館も4月2日から再開されましたので、6時まで閲覧して出かけても間に合います。都営浅草線戸越駅から大門駅を経由して大江戸線六本木駅に到着。

070405_18410001_1駅から直結といっても、東京ミッドタウンのどこにサントリー美術館があるのか。東京ミッドタウンガーデンサイドってどこ?という状態です。が、ここはあわてず、観光気分で探すべきでしょう。070405_18420001_2

070405_19280001_1

ガレリアの3階にサントリー美術館があります。上の案内板を見ながら歩きます。正直なところ自分がどこをどう歩いているのかわかりません。その間にも日本茶のカフェに気を取られたり、雑貨の店に引き寄せられそうになります。

さて、展覧会です。開館記念であるだけに、コレクションの中の代表的な作品が並びます。
 1 祥(しるし)
 2 花(はな)
 3 祭(まつり)
 4 宴(うたげ)
 5 調(しらべ)

この5部に分かれて展示は構成されています。

個人的な好みとしてはやはり、絵画に目がいってしまいます。
「浄瑠璃絵巻」の庭園の描写にまずうっとりしてしまいます。
詞書きがまたいいのです。
長々と実に長々と庭の描写が語られています。

そして、屏風はやはり、シチュエーションを考えたいものです。どんな場で使われたのだろうか。今回は、やはり、「ハレの場」ですね。

いろいろな祝いのシンボルがありますが、その一つとして「鳳凰」があります。
狩野探幽(1602~1674)の「桐鳳凰図屏風」は迫力あります。
徳の高い天子の御代の瑞兆である鳳凰ですから、龍や虎よりも平和な印象です。
晴れ(ハレ)の場にふさわしい調度です。

紅型の鳳凰の姿も、図像としての美しさがあります。

地味ですが、州浜にも注目です。以前、板橋区立美術館で四季の州浜の復元を行っていましたが、どんな場におかれていたのかを考えるときはやはり絵画に還ります。盆景、ジオラマのように風景を小さくうつし、趣向をこらした州浜はさまざまな形で登場しています。

今度のサントリー美術館は3階でチケットを購入し、エレベーターで4階に上がって、展示を見て階段で3階に下りるという作りになっています。4階から3階に降りたところになにやら五色の糸が。染織家の吉岡幸雄氏による作品なのですが、連想してしまったのは平安末期の浄土信仰とともに流行した五色の糸。仏画から五色の糸を伸ばし、それをつかんで亡くなると仏の導きにより浄土へ行けるという……。きれいです。天井の高い空間を見事に生かしています。夜に見たのでライトアップされた姿がよけい幻想的に見えたのかも知れません。ここは、昼間に見るとまた、自然光により違った姿が見られるようです。

070405_19270001
じっくり堪能して8時です。図録は2000円(だったかな)でした。

東京アートトライアングルとして、美術館ツアーが紹介されていますが、1日で回るのはなかなかたいへんなのではないかと思います。
美術品との対話も体力が必要ですし。

とはいえ、また来なければいけない。と思う場所ではあります。

070405_19100001
帰りにファーバーカステル(色鉛筆・万年筆)のお店を見つけてしまいました。


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