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2006/10/23

絵で楽しむ日本むかし話

秋季特別展「絵で楽しむ日本むかし話─お伽草子と絵本の世界」

名古屋の徳川美術館です。
会期 2006年9月27日~11月5日(日)
Nihonmukasibanasi

絵と物語を楽しむということは、平安時代からありましたが、現代の昔話の原型ともいうべき、素朴な画風の絵巻物・絵本が室町時代からさまざまに作られるようになりました。『鉢かづき』『ものぐさ太郎』などといった物語などです。

左の図録の表紙にネズミがウサギ耳の馬に乗っていますが、これはロバのつもりでしょうか。驢馬は平安時代の辞書では「兎馬」と書かれます。

さて、この展示で今更ながら苦笑してしまったのは、その話の内容。

○重要文化財『掃墨物語絵巻』 「ある僧が若い娘の所に通ってきます。突然の僧の来訪にあわてた娘は、白粉と眉墨とを取り違えて……」

○『稚児今参絵巻』「ある姫君に恋した稚児が女装して女房として姫君に仕え、やがて姫君は身ごもり……」

○『地蔵堂草紙絵巻』 「地蔵堂の僧が竜宮で享楽の日々を過ごし、帰ってみると……」

○『狐草子絵巻』「狐が化けた女と享楽の日々を過ごした老僧が、地蔵菩薩によって救われるという物語。」

もちろん、注目すべきは絵や構図なのですが、……隣で見ていた女の子が「また享楽の日々~!」と大受けでした。それに、お坊さんがらみの話が多いこと!最後は悟りに至るために俗世にまみれる必要があったというところでしょう。

いや、この解説楽しかったです。現物の絵ももっと楽しめます。

惜しむらくは全部を見ることが出来ないこと。人間の表情、動物の様子。そして、文字に至るまでたっぷり楽しめます。Dscf2535

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