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2006/05/17

熊野信仰~その教化と参詣

学会シリーズというわけではありませんが、おもしろかったのでご紹介。

明治大学博物館
『熊野信仰~その教化と参詣』
入場無料
5月13日(土)~5月21日(日)

国際熊野学会の大会の開催に合わせて、個人蔵の資料が展示されています。
内容は、熊野信仰に関する江戸時代の絵画資料・古記録など。

注目の一品は春朗(若いときの北斎)の刷り物『八月 びくに』。

平安時代より「蟻の熊野詣」といわれるほど、列を成して人々が参詣した霊地、熊野。
勧進比丘尼たちが全国を巡り、地獄の恐ろしさ、信仰の大切さを説いてまわったといいます。その際、地獄の様子を描いた絵画などを用いて「絵解き」=絵の解説をしました。

この展示ではその様子や熊野詣での様子がわかるようになっています。

それにしても近年あちらこちらの大学が〈タワー〉を建てています。その魁となったのがこの明治大学のリバティタワー。立派です。厳密には、明治大学博物館があるのは、リバティタワーではなく、アカデミーコモンと呼ばれる建物です。御茶ノ水駅から歩いて5分。なんにしても便利なところです。

そして、不思議なのは、明治大学博物館の常設展。旧刑事博物館です。こちらも入場無料ですからおすすめです。ここの目玉!は、なんといっても捕り物道具と拷問器具。「ニュルンベルグの鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)」が見られます。ギロチンもあります。パンフレットによると、ここのミュージアムグッズ(絵葉書)のなかで最も売れるのが、このギロチンと『アイアン・メイデン』だそうです。

見ていると、いろいろなお客さんがいらっしゃいました。日曜日の家族連れ。子供の教育に…大丈夫でしょうか。よけいなこととはいえ、興奮している子供と困っているお母さんに「大丈夫。悪いことをしたら足に石を乗せられるけれど、あやまれば許してもらえます」と言ってしまいました。

もっと不思議なのは、ハードロックといいますかパンク(?)らしい、姿のご一行。バンドの扮装?でしょうか。やっっぱり、お目当ては拷問器具らしい……。人気あるのですね。マニアがいらっしゃるのでしょうか?

日曜日というのに、職員もいないというのに(守衛さんがまめやかに巡視しています)、お客さんは途切れることなく訪れる、明治大学。常設展入口では低く「お~オ~明治~」と校歌が流れているあたりいい雰囲気です。

お食事は平日なら1Fロビーに喫茶コーナーがありました。でも、御茶ノ水界隈で食事に困ることはなさそうですね。

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コメント

こんばんは。先日紹介していただいたTさんは、もしかして『七天狗絵』を研究されている方ですか?「どこかで…」と、ずっと気になっていました。最近、とある雑誌に掲載されていたように思うのですが。その時に気が付いていれば、色々お話を伺えたのにと、残念です。またお目に掛かる機会がございますと嬉しいです。それにしても、最近歳のせいか、物忘れ(あれ、それを多用してしまう)が激しいのに愕然としています。とほほ。

投稿: 真成 | 2006/05/21 21:05

>最近歳のせいか、物忘れ(あれ、それを多用してしまう)が激しいのに愕然としています。とほほ。

なーにをおっしゃいますか!ど忘れは誰にでもあることです。…私の物忘れのほうがもっと激しいです(具体例はここでは書けません)(-_-;)

天狗のTさんは今度学会発表なさるようです。真成さんもいよいよ美術研究に進出ですか?

それにしても、きちんとご紹介いたしませんですみません。また、機会がありましたら、(というより私より真成さんのほうがお会いする機会が多いのではないかと思いますが)お伝えしておきますね。

投稿: ruihui | 2006/05/21 22:19

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