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2006/05/01

最澄と天台の国宝展、あと一週間です

「天台宗開宗1200年記念 特別展 最澄と天台の国宝

会場 東京国立博物館 平成館
会期 2006年3月28日~5月7日(日)

いよいよ、この展覧会も残り1週間となりました。
そろそろ混雑してきたところです。おすすめは閉館1時間前、つまり夕方4時くらい。しかし、この場合、がっちり予習して要領よく見る必要があります。金曜日なら夜8時まであいているのですが、GWではあまり意味がないかも。

さて、日本史で仏教といえば、「空海」さまが有名です。三筆の一人ですばらしい文字を書いたり、懐に星が飛び込んでみたり、絵巻でも艱難辛苦を越えて中国へ、そしてかの地でも密教を受け継ぐ…映画にもなっているほどドラマティックです。

それに対し、「最澄」さま。日本史で暗記したはずですが、空海にくらべると地味でしたが、この展覧会で考え方が変わった!となるかな?―だったのですが、やっぱり地味かも。しかし、そのまじめさがよい意味で印象的な展覧会です。

最澄―円仁、円珍と法統が続くことによって、まじめに代々努力を重ねた結果、現在の比叡山があります。その歴史を資料をもとに学ぶことができます。

が、わたしの注目は装飾経です。
平安時代、貴族文化が花開く背景には美しい料紙、文房具などの技術の発展がありました。その貴族たちの心のよりどころになった仏教の経典も美しく飾られました。

紺紙金銀交書法華経です。紺地の紙に金と銀と一行ずつ色を変えて書かれたそれはそれは美しい経典です。
また、巻物(巻子本)を紐解いて最初に見える部分、見返しにはすてきな仏様の絵が描かれています。この見返し絵もいいものです。

一字蓮台法華経もおすすめですが、もう会期が終わってしまいました。
仏さま、お仏壇や祭壇を「飾る」ことを荘厳するといいます。華美に走るのではなく、尊崇の意識を持って飾り、適切な配置を行うということです。
そして、お経も荘厳します。文字の一字一字が蓮の台にのっているのいうのもすてきです。一字一字が仏さまのようです。写真はこちら

あと、こわいものみたさで目が離せないのが六道絵です。
最近、妖怪の絵などが流行っていますが、原点はこの「地獄」と「六道」という考え方でしょう。
「六道輪廻」という言葉がありますが、この六道を廻るのかと思うと複雑な心境です。天人すら死ぬとは驚くばかりです。こんなこわい世界がある、いえ、世の中はこんなにこわいのだから…だからこそ、仏にすがろう、ということです。

こわいです。でも、目が離せない!困ったものです。

割引券はこちら

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コメント

はじめまして。
memeと申します。最近こちらのブログを知って読ませていただいております。

最澄と天台の国宝展は、4日に行く予定ですが、混雑必至のようですね。
おすすめの装飾経、しっかり見てきます。

投稿: meme | 2006/05/02 23:30

memeさま
コメントありがとうございます。今日3日もいい天気でしたが、明日4日も晴天のようです!(^^)!

庭園もきれいな時節です。特別展は混むかもしれませんが、常設展の方はいつもすいています。疲れたときにはこちらのほうがオススメです(^^ゞ

またのおいでをお待ちしています

投稿: ruihui | 2006/05/03 23:17

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