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2006/04/30

5月の展覧会

連休が始まりました!
さあどこへ出かけましょう?

特別展「世界の金貨と銀貨展」 2006年3月18日~5月1日 古代オリエント博物館(東京/池袋)

桜さくらサクラ 2006年3月11日~5月7日 山種美術館(東京/九段下)

江戸の声―黒木文庫でみる音楽と演劇の世界 2006年3月27日~5月7日 東京大学美術博物館(東京/駒場)

特別展 開宗1200年記念「最澄と天台の国宝」 2006年3月28日~5月7日 東京国立博物館平成館(東京/上野)

神奈川県神社庁設立60周年記念特別展「神々と出逢う―神奈川の神道美術」 2006年4月1日~5月7日 神奈川県立歴史博物館(神奈川/馬車道)

マリア・テレジアとマリー・アントワネット展 2006年4月1日~5月7日 そごう美術館(神奈川/横浜)

[館蔵]春の優品展―水墨画・古筆と陶芸 2006年4月1日~5月7日 五島美術館(東京/上野毛)

館蔵屏風絵―燕子花図と藤花図 2006年4月15日~5月7日 根津美術館(東京/表参道)

切手の博物館 開館11周年記念展(後期) 2006年4月27日~5月7日 切手の博物館(東京/目白)

川越の大絵馬(仮題) 2006年3月25日~5月14日 川越市立博物館(埼玉/川越)

大観、栖鳳、玉堂「近代日本画の三巨匠」2006年3月18日~5月21日 講談社野間記念美術館(東京/江戸川橋)

女性たちのまなびとあそび 2006年5月2日~5月26日 太田記念美術館(東京/原宿)

春季展 墨跡(すみのあーと)展 2006年3月28日~5月27日 永青文庫(東京/江戸川橋)

春の展示 2006年2月28日~5月28日 櫛かんざし美術館(東京/沢井)

工芸に表わされた春 2006年3月26日~5月28日 遠山記念館(埼玉/桶川・川越)

都市に生きるアール・デコⅠ銀座、上海 2006年4月1日~5月28日 ハウス オブ シセイドウ(東京/銀座)

都市に生きるアール・デコⅡパリ、ロンドン、サンタモニカ…稲葉なおと写真展「ザ・ホテル」 2006年4月1日~5月28日 資生堂ギャラリー(東京/銀座)

春季展Ⅰ かがやく漆―蒔絵の美 2006年4月1日~5月28日 畠山記念館(東京/白金台)

播磨ゆかりの江戸絵画 2006年4月1日~5月28日 大倉集古館(東京/虎ノ門)

ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 江戸の誘惑 2006年4月15日~5月28日 神戸市立博物館(兵庫/三宮)

夢の中からみつけた街 2006年3月3日~6月4日 ワタリウム美術館(東京/外苑前)

雲英文庫に見る 芭蕉・蕪村・一茶と新しい領域 2006年4月15日~6月4日柿衞文庫(兵庫/伊丹)

ロダンとカリエール 2006年3月6日~6月4日 国立西洋美術館(東京/上野)

ニューヨーク・バーク・コレクション展 2006年3月15日~6月10日 MIHO MUSEUM(滋賀)

〈春季展〉掛物―近代の日本画 2006年3月17日~6月11日 湯木美術館(大阪/淀屋橋)

王朝の息吹―歌ごころの世界 2006年4月1日~6月11日 逸翁美術館(大阪/池田)

棟方志功と柳宗悦展 2006年5月12日~6月11日 そごう美術館(神奈川/横浜)

[館蔵]近代の日本画展 2006年5月13日~6月11日 五島美術館(東京/上野毛)

俳諧絵画の美―西鶴・芭蕉・元禄の人々 2006年5月14日~6月11日 天理ギャラリー(東京天理教館9階)(東京/神田)

世界遺産 ナスカ展 2006年3月18日~6月18日 国立科学博物館(東京/上野)

皇帝戴冠201年記念 ヴェルサイユ宮殿美術館所蔵 ナポレオンとヴェルサイユ 2006年4月8日~6月18日 江戸東京博物館(東京/両国)

館蔵「17世紀の伊万里焼」 併設 館蔵「吉祥文様―伊万里・鍋島」 2006年4月1日~6月25日 戸栗美術館(東京/渋谷)

イサム・ノグチ―世界をつなぐ彫刻 2006年4月15日~6月25日 横浜美術館(神奈川/みなとみらい)

ポンペイの輝き 古代ローマ都市 最後の日 2006年4月22日~6月25日 BUNKAMURAザ・ミュージアム(東京/渋谷)

プラド美術館展 2006年3月25日~6月30日 東京都美術館(東京/上野)

京焼の名工 永楽 保全・和全 2006年4月11日~7月2日 三井記念美術館(東京/三越前)

開館25周年記念特別展「骨董誕生」 2006年5月30日~7月9日 渋谷区立松濤美術館(東京/渋谷)

中国青花展/フランス近代絵画展 2006年4月23日~9月4日 松岡美術館(東京/白金台)

花鳥―愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 2006年3月25日~9月10日 三の丸尚蔵館(東京/東京)

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2006/04/24

天皇の書

先日、博士論文執筆中のI・Jさん(私の周囲にはやたらIさんが多い)に教えていただいた『天皇の書』を購入してきました。
416660499601小松先生、センチュリーミュージアムがなくなっても(移転中)、意気軒昂というかスゴイ人です。まだ、読んでいないのですが序文からあふれでる迫力に思い出がよみがえります。

 むかしむかし学生だった頃、センチュリーミュージアムで本を購入しました。するとちょうど食事に出てきたらしい小松先生が「本を買ったならサインをしましょう。君、筆と墨、硯を用意して」と、受付のお姉さんにおっしゃってその場で本に署名をしてくれました。ペンではなく、硯に入った墨とほんものの筆です。
 日頃、サイン本に興味のない私は(研究者のサインってけっこう恥ずかしい)思いがけない展開に呆然として「…ありがとうございます」とお礼をいいましたが、もっと欣喜雀躍すべきだったのか…けげんな顔で小松先生は食事に出かけていきました。傍にいた人が「先生、エスカルゴでいいですか」と声をかけているのをききながら、私はじっと墨が乾くのを待っていました…(なかなか乾かないのです)。
 それからしばらくの間、「やはり原爆、病気などで2度も死にかけたがまだ生きる!と豪語する人は違う。あのトシで昼間からエスカルゴ食べるのか。かたつむりは体にいいのか…」と思っていましたが、御茶ノ水のレストランの名前だったんですね~。

 新書で445ページという迫力です。この連休に、『天皇の書』、ゆっくりと読んでみたいと思います。

Hyakumainoteika
 この小松茂美先生、ミステリー小説の登場人物のモデルにもなっています。著者に確認したわけではありませんが読めばもう一目瞭然!梓澤要氏の『百枚の定家』。
ラブストーリー(?)はともかく小倉色紙と古筆のことはおもしろく書かれています。

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2006/04/23

伊勢物語文華館

鉄心斎文庫所蔵 『伊勢物語 江戸期 写本展』

会場 鉄心斎文庫 伊勢物語文華館 (小田原市新屋3-2)小田急線富水駅下車
会期 4月14日(金)~4月23日(日)
    午前10時~午後4時

伊勢物語のコレクションを見に、小田原まで行きました。
新宿駅から箱根湯本行きの急行に乗って、富水駅で下車。15分ほどてくてくてくてく歩きます。

途中で富士山が見えました。Dscf0983
写真では見づらいのですが、野原の向こうに真白な富士山。本当に、『伊勢物語』東下りです。残念ながら鹿の子まだらではありませんが。

富士山がきれいに見えるところはないかと歩きながら見るのですが、道路の真ん中で写真を撮るわけにはいきません。どうしても、電線や電信柱が入ってしまうのが難点です。Dscf0980

稲荷神社から左に曲がって、伊勢物語文華館に到着です。一見普通のおうちですが、ここで春と秋の2回だけ展示が行われます。
Dscf0981

ここのご主人は伊勢物語の熱烈な収集家(愛好家)で、短冊なども集めていらっしゃいました。
以前、国文学研究資料館でシンポジウムと展覧会が行われましたが、質、量ともにすばらしいコレクションです。

自宅から2時間かけて出かける価値は充分あります。

今回は、『伊勢物語』の江戸期の写本を中心に、三十六歌仙(絵入り短冊)や軸物なども加えて、35点が見られます。大きな博物館美術館にくらべると少ないようですが、じっくり愉しむにはいい分量です。

江戸初期の細川幽斎自筆の『伊勢物語』に始まり、さまざまな人の書写になる『伊勢物語』が30点並びます。
また、奈良絵本が5点。

有名な隅田川の場面など、本当に「嘴と足と赤き」鳥が書かれていてなんだか楽しくなります。

次にここへ来るのは秋になります。
次は、いっそロマンスカーで小田原まで行く方が楽しそうです。富水は小田原の3駅手前です。

ちょうど、帰ってテレビをつけると小田原を観光する番組がありました。

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2006/04/21

今年は若冲の当たり年

プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展
会場 東京国立博物館
会期 2006年7月4日(火)~8月27日(日)
Jakutyuu2006_1

これに先立って東京国立博物館では
公式ブログを開設したとのことです。→「若冲と江戸絵画」展コレクションブログ

また、「若冲と江戸絵画」展オフィシャルサイトは→こちら

Katyou_1

三の丸尚蔵館の第1期も4月23日で終了。第2期は4月29日からです。展示内容が変わりますので要注意です。
宮内庁三の丸尚蔵館と合わせて
今年は若冲の当たり年です!(^^)!

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2006/04/20

ナルニア国物語

遅ればせながら『ナルニア国物語―第1章ライオンと魔女』みてまいりました。

最近の映画はエンディングロールが始まっても席をたってはいけませんね~。

実は、原作を読んでいなかったのですがなかなか楽しく見ることができました。
『ロード・オブ・ザ・リング』とくらべると、ディズニーらしい児童文学ファンタジーというところですが、映像がきれいなのでよしとしましょう。あと、それぞれの登場人物(特撮を含め)の演技力が◎。
ライオンのアスラン、特撮とわかっていても、映像処理のたまものとわかっていても、見事でした。
一番アスランがよかった~と、いうとまずいかな?

また、雪景色は圧巻でした。本当に寒そう。氷の城も本当に絵の通り。「白い魔女」はやはり迫力があって素敵でした。

ファンタジー特有の世界の原型というか要素が見事にはまった作品です。予言、王、魔女、剣、動物。後にゲームで展開するファンタジーの基本がすべてつまっているのがこの物語です。

唯一、意外なのがこの段階では宗教的人物が登場しないことでしょうか。賢者はここでは登場しません。王であるアスランや、子供たちにアイテムを渡す○○○がそれに相当するかな。

ただ、思ったよりも音楽は趣味じゃなかった…。これだけは意外です。わりと最近の映画音楽はいいものが多い中、微妙な音楽でした。やっぱり、家族で明るく観る映画という選曲でしょうか?

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2006/04/19

亜欧堂田善の時代

『亜欧堂田善の時代』展 
会期 2006年3月4日(土)~4月16日(日)
会場 府中市美術館

協力 須賀川市立博物館・JRA東京競馬場

授業のブログを2本増やしたところ、どうもパソコンの調子が悪い…。そうこうしているうちに、あれやこれやが終わってしまう(ToT)/~~~

もう終わってしまいました(-_-;)すみません。『亜欧堂田善の時代』展です。

去年の今ごろは『百花の絵』展が行われていました。

毎年、桜の季節に府中市立美術館に行くのはとても楽しみです。Dscf0975
とはいえ、今年は出遅れてしまったので、桜並木ももうすっかり葉桜。けれど一本だけ満開の木がありました。Dscf0976

 さて、亜欧堂田善とは何者か。司馬江漢と並ぶ江戸時代の代表的な洋風画家として知られている…そうです。でも、司馬江漢より微妙に知名度が低かったかも。
 福島県の須賀川の出身ということで須賀川市立博物館が亜欧堂田善コレクションをもっているそうです。須賀川市立博物館というところは、以前俳諧刷の資料集を出していたと覚えています。資料紹介にとても熱心なところなのです。ありがたいことです。
 もともと、須賀川の染物師であったそうですが47歳のときに白川藩主松平定信に起用されたことによって、本格的に画人となったとのこと。
 亜欧堂田善 寛保元年(1748)~文政五年(1822)  75歳で没。
 松平定信  宝暦八年(1758)~文政十二年(1829) 72歳で没。
 司馬江漢            ?~文政元年(1818)  72歳で没。

普通の辞書を開いてみたところ司馬江漢とともに亜欧堂田善、しっかりありました。

 しば‐こうかん(‥カウカン)【司馬江漢】 江戸後期の画家、思想家。はじめ狩野派に学び、さらに浮世絵・写生画を描いていたが、後年洋画に転じ、また銅版画を作る。思想家としても地動説の紹介など進歩的立場をとった。代表作「地球全図(銅版)」「相州鎌倉七里浜図」。(一七三八~一八一八)

 あおうどうでんぜん(アオウダウ‥)【亜欧堂田善】
江戸中期の画家。岩代(福島県)の人。本名、永田善吉。洋画、銅版画の技法を修得。江戸風景の傑作を残す。(一七四八~一八二三)


Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)小学館 1988
Aoudoudenzen

 江戸時代の日本の風景を思い浮かべようとすると、まず浮かぶのが広重や北斎の浮世絵です。しかし、浮世絵全盛の一方に、微妙に異なる風景画があった。ということを教えてくれるのが、この亜欧堂田善の風景画、銅版画です。Aoudoudenzenn
浮世絵の色が見事なまでに明るく美しいのに対し、亜欧堂田善の絵は色も描写も美しくはありません。ただ、妙にひきつけられるものがあります。写実、とも微妙に違うのですが…。

若冲といい、近年注目される絵師たちはとにかく強烈な迫力があります。古典文学の世界とはちょっと異なる個性です。亜欧堂田善、こういう人が福島にいたとは不思議なものです。

 先年の春から仕事で田安家の文庫、つまり松平定信にも関係する資料をみていました。そして、一年たってこの春『田安文庫目録と研究―田安徳川家伝来 』が出版されました。

 松平定信ってけっこうオモシロイ人だったのではないか、と近年ちょっと興味がわいています。好きなタイプじゃないのですけれど。田沼意次の方が好きなのですが、…妙に気になる人です。というより、歩いているとやたら出逢う確率の高い人、というところです。それだけ、文学・絵画のパトロンとして影響力(?)のあった人ということでしょうか。

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2006/04/18

テレビ番組で定家の断簡

テレビ東京の番組、「開運!なんでも鑑定団」定家の断簡が出るというので、見てみました。

モノは明月記の断簡。断簡とは、長い巻子本などを手ごろな長さに切ってしまったもの。茶道の流行にともなって、多くが掛け軸に作られます。また、手鑑(コレクション帖のようなもの)に作ってしまうこともあります。

今回の品も、掛け軸でした。知人から200万で買ってほしいと言われたところなんとか180万円に値切って購入したそう。さて、真贋はいかに?お値段はいくら?結果を言うとネタバレというところなので結果はこちらをどうぞ。「開運!なんでも鑑定団」のHPで値段を出しています。鑑定人は増田孝氏。

 なかなかおもしろかったです。
 正直なところ、この番組は下品です。
 イギリスのテレビ番組でも鑑定人が地方の教会のようなところで、骨董品の鑑定をするという番組がありますが、あちらでは値段よりもモノの鑑定(どういうものなのか)と手入れの方法などを説明する方が主体です。骨董―アンティークっていいなあと思われるものなのです。
 知人が、「鑑定って結局、その家が破産したりして道具を売り払わなければならないときにしてもらうんだから、家の恥だよ!」と怒っていたことがあります。当時、貧乏だった人の言葉だけに妙な説得力がありました。
 とはいえ、庶民からすると島田紳介の話術に笑わされてしまうのですが。やはり、日本の庶民には金額は大事、かなー。 

 というところでしたが、定家の『明月記』、先月もシンポジウムが行われ、『明月記研究』という研究誌もあります。先年、五島美術館で展覧会が行われました。つい最近のような気がしていましたが、2004年10月23日~11月28日のことでした。『京都冷泉家「国宝 明月記」』展です。

 そういう状況で、「明月記」の断簡が登場。これで、また研究が進むならこの番組もありがたいことです。ただ、あんまり高い値段をつけられると、図書館などで購入するのがむずかしくなるのではないかと心配してしまいます。こういう資料はできるだけ公的なところできちんと保管していただきたいものです。
 そうなれば、庶民の私たちでも見られますし。テレビ番組でも、今日はいいもの見ました。

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2006/04/06

清明上河図

清明節を考えるとき連想で浮かぶのが『清明上河図』。

そこで、故宮博物院のサイトをのぞいてみました。BGMがありますのでお気をつけください。……しばしはまってしまいました。

日本語の案内もありますが、簡体字の表記では全文検索があるので便利です。
そして、網上博物苑もまた楽しめます。『清明上河図』はこちら

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2006/04/05

清明節

2006年4月5日は太陽黄経15°ということで、二十四節気では清明節です。旧暦では3月8日です。
今日から4月20日の穀雨(太陽黄経30°)までが清明節です。

ものがみな清々しく明るい時節です。春ですね~。
本当は上弦の月も見られるとよかったのですが、今日はあいにく一日中雨。寒い一日となりました。
清明節は本来、中国において「お墓参りの日」として知られる日です。
そしてまた、中国茶の世界では、清明節前に摘んだお茶を「明前茶」、清明節(穀雨の前まで)のお茶を「雨前茶」、穀雨の後のお茶を「雨後茶」というそうです。この「明前茶」はたいへん稀少とのこと。

日本茶のシーズンである八十八夜は5月2日です。二十四節気は太陽の位置を24に分割した季節分類で、もともと中国伝来ですが、日本では多く、立春から数えて何日目という考え方があります。江戸時代の『江戸名所花暦』などでも、花の開花を(立春より)何日目と説明しています。

ん?今日って立春から何日目でしょう?
数字と暦と天文学…表面をなぞっただけでもおもしろさに夢中になってしまいました。

聞きわたる天の河原か咲く花の雲のなかゆく水のひとすぢ        橘千蔭

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2006/04/04

花鳥―愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉

桜、サクラ、さくら、咲くとうかれて過しつつも、春の嵐到来。ものすごい風、寒い雨であっというまに桜は散り始めてしまいました。でも、この風に花びらを散らされる姿が美しいのが桜です。
Katyou
『花鳥―愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉』が始まりました。
宮内庁三の丸尚蔵館です。
会期は5期に分かれていますので、5回とも行きたいところです。

第1期 2006年3月25日(土)~4月23日(日)
第2期     4月29日(土・祝)~5月28日(日)
第3期     6月3日(土)~7月2日(日)
第4期     7月8日(土)~8月6日(日)
第5期     8月12日(土)~9月10日(日)

気をつけなければならないのは、ここの休館日は毎週月曜日と金曜日と展示替の期間ということです。
ただし、5月5日(金・祝)と7月17日(月・祝)は開館。翌7月18日(火)は休館とのこと。

開館時間は午前9時~午後4時15分。
観覧料 無料。

三の丸尚蔵館の限られたスペースではありますが、展示は4部構成です。
1 若冲World
2 近世花鳥画の展開
3 渡来の中国絵画
4 博物誌さまざま

今回、図録は『花鳥―愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉』がありますが、同時に『動植綵絵(どうしょくさいえ)―若冲、描写の妙技』もあります。

残念ながら、「動植綵絵」30幅は一度にみることはできません。5回通って初めて全部を見られるということになります。場所を考えると仕方がありません。

私の好きな「雪中鴛鴦図」は第2期に登場します。けれど、「雪中錦鶏図」もまたなかなか。若冲の雪には魅かれます。ありえないでしょう!?という状態で木にまとわりつく雪。極彩色の色の中、見事に白が強調されます。

 近年、若冲はとても注目されています。しかし、その注目され方に落ち着かないものを感じるのは私だけでしょうか。きれいなんです。きれいなんですけれど、若冲の絵や色使いは……独特のものです。
 部屋に飾るには難しいのではないかなと考えてしまうのは貧乏人の発想です。けれど、この極彩色の世界を前にすると、見入ってしまって落ち着かないような気がします(でも、これを見ながら何時間でもお茶したい……矛盾していますが)。やはり、部屋に置くなら、できれば狩野派か土佐派の絵画がいいですね。できるだけ、無名な感じで(かえって贅沢です)。
 無名ではありませんが、部屋に置きたい一品(逸品)は狩野常信「糸桜図屏風」です。4月23日までに必見の桜です。

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2006/04/03

武蔵小金井駅の発車メロディ

1、2日は引きこもって原稿を書いていたので、3日になって今年度最初の電車に乗ってちょっとびっくり。武蔵小金井駅の発車メロディが変わっていました。

ニュースで4月1日から「武蔵小金井駅の発車メロディが変わる」とは聞いていました。

JR東日本 中央線武蔵小金井駅は開業80周年とのこと。
4月1日には開業80周年記念の「お弁当」が発売され、イベントが行われたそうです。

そして、2007年1月14日まで、発車メロディが『さくらさくら』になりました。

いやー思わず歌いそうです。「さくらーさくらー霞か雲か…」って、でも、桜の季節が過ぎてもこのメロディなのでしょうか?
ちなみに、武蔵小金井駅が開業されたのは大正15年1月15日。
中央線ってもっと古いはずじゃあなかったかな?
当初は、小金井は通過だったんですねー。その後大正13年、花見の季節のみ臨時駅ができたとか。水戸の偕楽園駅みたいなものでしょうか。

そして、今週末、7、8日は小金井公園では桜まつりが行われます。ただ、このお天気では、桜吹雪になりそうです。

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2006/04/02

4月の展覧会

いよいよ4月です。4月1日からいろいろな展示が始まりました。
桜も満開です。いい季節になりました。「書を捨て(ないで)街へ出よう」
といったところです。

読みつがれる童話―アンデルセン生誕200年展 2006年2月1日~4月3日 印刷博物館(東京/江戸川橋)

雛祭り―虎屋の雛人形と雛道具 2006年2月18日~4月9日 根津美術館(東京/表参道)

スイス・スピリッツ―山に魅せられた画家たち 2006年3月4日~4月9日 BUNKAMURAザ・ミュージアム(東京/渋谷)

特別公開「国宝 天寿国繍帳と聖徳太子像」 2006年3月14日~4月9日 東京国立博物館法隆寺宝物館(東京/上野)

江戸の町絵図 2006年1月5日~4月13日 千秋文庫(東京/九段下)

企画展 仏の荘厳~飾り讃えるもの 2006年2月16日~4月16日 神奈川県立金沢文庫(神奈川/金沢文庫)

亜欧堂田善の時代 2006年3月4日~4月16日 府中市美術館(東京/東府中)

美人画展 2006年1月5日~4月23日 松岡美術館(東京/白金台)

東洋のやきもの展―中国・朝鮮・ベトナム・ペルシア 2006年1月5日~4月23日 松岡美術館(東京/白金台)

館蔵 敦煌・トルファン出土の古写経 2006年3月3日~4月23日 書道博物館(東京/鶯谷)

風俗画にみる日本の暮らし―平安から江戸 2006年3月4日~4月23日 出光美術館(東京/日比谷)

切手の博物館 開館10周年記念展(前期)
 2006年4月8日~4月23日 切手の博物館(東京/目白)

伊勢物語文華館春季展示 2006年4月14日~4月23日 伊勢物語文華館(神奈川/富水)

東京初公開・高知県立美術館所蔵「山本昇雲展」 2006年3月1日~4月26日 太田記念美術館(東京/原宿)

特別展「世界の金貨と銀貨展」 2006年3月18日~5月1日 古代オリエント博物館(東京/池袋)

桜さくらサクラ 2006年3月11日~5月7日 山種美術館(東京/九段下)


特別展 開宗1200年記念「最澄と天台の国宝」 2006年3月28日~5月7日 東京国立博物館平成館(東京/上野)

神奈川県神社庁設立60周年記念特別展「神々と出逢う―神奈川の神道美術」 2006年4月1日~5月7日 神奈川県立歴史博物館(神奈川/馬車道)

マリア・テレジアとマリー・アントワネット展 2006年4月1日~5月7日 そごう美術館(神奈川/横浜)

[館蔵]春の優品展―水墨画・古筆と陶芸 2006年4月1日~5月7日 五島美術館(東京/上野毛)

館蔵屏風絵―燕子花図と藤花図 2006年4月15日~5月7日 根津美術館(東京/表参道)

切手の博物館 開館11周年記念展(後期)
 2006年4月27日~5月7日 切手の博物館(東京/目白)

川越の大絵馬(仮題)
 2006年3月25日~5月14日 川越市立博物館(埼玉/川越)

大観、栖鳳、玉堂「近代日本画の三巨匠」 2006年3月18日~5月21日 講談社野間記念美術館(東京/江戸川橋)

春季展 墨跡(すみのあーと)展 2006年3月28日~5月27日 永青文庫(東京/江戸川橋)


春の展示 2006年2月28日~5月28日 櫛かんざし美術館(東京/沢井)


工芸に表わされた春 2006年3月26日~5月28日 遠山記念館(埼玉/桶川・川越)

都市に生きるアール・デコⅠ銀座、上海 2006年4月1日~5月28日 ハウス オブ シセイドウ(東京/銀座)

都市に生きるアール・デコⅡパリ、ロンドン、サンタモニカ…稲葉なおと写真展「ザ・ホテル」 2006年4月1日~5月28日 資生堂ギャラリー(東京/銀座)

春季展Ⅰ かがやく漆―蒔絵の美 2006年4月1日~5月28日 畠山記念館(東京/白金台)

播磨ゆかりの江戸絵画 2006年4月1日~5月28日 大倉集古館(東京/虎ノ門)

ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展 江戸の誘惑 2006年4月15日~5月28日 神戸市立博物館

夢の中からみつけた街 2006年3月3日~6月4日 ワタリウム美術館(東京/外苑前)

ロダンとカリエール 2006年3月6日~6月4日 国立西洋美術館(東京/上野)

ニューヨーク・バーク・コレクション展 2006年3月15日~6月10日 MIHO MUSEUM(滋賀)

〈春季展〉掛物―近代の日本画 2006年3月17日~6月11日 湯木美術館(大阪/淀屋橋)


世界遺産 ナスカ展 2006年3月18日~6月18日 国立科学博物館(東京/上野)

皇帝戴冠201年記念 ヴェルサイユ宮殿美術館所蔵 ナポレオンとヴェルサイユ 2006年4月8日~6月18日 江戸東京博物館(東京/両国)

館蔵「17世紀の伊万里焼」 併設 館蔵「吉祥文様―伊万里・鍋島」 2006年4月1日~6月25日 戸栗美術館(東京/渋谷)

イサム・ノグチ―世界をつなぐ彫刻 2006年4月15日~6月25日 横浜美術館(神奈川/みなとみらい)

ポンペイの輝き 古代ローマ都市 最後の日 2006年4月22日~6月25日 BUNKAMURAザ・ミュージアム(東京/渋谷)

プラド美術館展 2006年3月25日~6月30日 東京都美術館(東京/上野)

京焼の名工 永楽 保全・和全 2006年4月11日~7月2日 三井記念美術館(東京/三越前)

中国青花展 /フランス近代絵画展2006年4月23日~9月4日 松岡美術館(東京/白金台)

花鳥―愛でる心、彩る技<若冲を中心に> 2006年3月25日~9月10日 三の丸尚蔵館(東京/東京)

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2006/04/01

桜咲く・皇居

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皇居の桜がきれいに咲きました!
気軽に出かけるなら東御苑です。
いえ、本当は三の丸尚蔵館に行ったのですが、絵画だけではなく本物のお花も堪能できました。
出掛けに「皇居東御苑花だより」をチェックしていくと、今どんな花がさいているのかわかります。

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入口でまず「ボケ」の花が出迎えてくれます。

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そして、汐見坂を登って…

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苑内の芝生はまだまだ枯草色ですが、その中にひときわ大きく目立つ桜。ソメイヨシノが目立ちますが、ここにはいろいろな樹木があります。ヒカンザクラはさすがに終わりつつあったのが残念。エゾザクラで育った身としてはソメイヨシノは一色でおもしろくないので、できれば傍に柳の緑かヒカンザクラの赤がほしいところです。
Dscf0864ミツマタも今が盛りです。ほんとうに、枝が三ツ又になっているのが見事です。三椏紙の材料ですが、この一株から紙をつくるのはたいへんそうです。

帰り際に白鳥がお壕で食事をしていました。でも、首が見えないと一瞬ナンなのかわかりません。Dscf0867


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こちらは戸越の国文学研究資料館。こちらは隠れた桜の見所です。

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