« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »

2006/02/23

大いなる遺産 美の伝統、もうすぐ終了です

東京美術倶楽部創立100周年記念『大いなる遺産 美の伝統展

会場 東京美術倶楽部[東美アートフォーラム]
会期 2月5日(日)~2月26日(日)
開館時間 9~19時(金曜日は20時まで)

※会期中は無休です。
※入場は閉場時間の30分前となります。

先日書きましたこの展覧会ももうすぐ終了です。

図録は古典と近代との2冊で1セット2500円でした。金色と銀色の表紙の美しい装丁です。
どちらかというと、近代のほうがボリュームがあります。
古典作品については五島美術館の源氏物語絵巻をはじめ、国宝など多少はおなじみの品々です。今回、おもしろかったのは、この図録。さすが、東京美術倶楽部、伝来に関する記述がしっかりしています。もっと贅沢を言えば、印記なども写真で出していただければうれしかったかな。箱書きとかきっとおもしろそうです。

美術品そのものの魅力は言うまでもありませんが、美術品の伝来もいろいろドラマがあっておもしろいですね。

ただし、この展覧会、今日のお昼に行きましたら15分待ちでした。ナニゴト!?というのが本音です。ところが、入場規制をしているせいか、入ってみるとそれほどの混雑ではありません。つまり、入り口で制限して、なかではゆったりしていただくということなのですね。これから週末、もっと混むのでしょうか……。

そして、出張で京都に来てみると、大阪美術倶楽部第三回大美特別展のポスターが貼ってあります。さて、こちらはいかがなものでしょう?行く時間ができるといいのですが。

| | コメント (3) | トラックバック (1)
|

2006/02/22

サックラー美術館

ハーバード大学にはいくつかの美術館があります。

ハーバード大学附属美術館全体→こちらへ
西洋美術のフォッグ美術館(Fogg Art Museum
東洋美術のサックラー美術館(Sackler Museumboston_010

Sackler美術館に行ってきました。意外と近代的な建物です。

今の特別展は“Frank Stella 1958 ”.
そして、今の展示は“Evocative Creatures: Animal Motifs and Symbols in East Asian Art”と“The Tablet and The Pen:Drawings from the Islamic World”です。
会場に「タブレットとペン―イスラム世界の線画」のパンフレットが置いてありました。

私が見たかったのは、東洋美術。動物の絵ということで狩野松栄(?)の「十二支絵巻」がありました。龍や蛇やウサギなどの十二支の動物たちが烏帽子姿で和歌を詠んでいます。
 一般にこれは御伽草子「十二類絵巻(十二類合戦絵巻)」と呼ばれるものでしょう。十二支の動物たちがある夜、宴会を開きそれぞれが和歌を詠みます。和歌の内容はそれぞれの動物の名が詠み込まれたりします。
京都国立博物館にわかりやすい説明があります。
 京都のと違って歌仙絵のように描かれているのが、サックラーでみた絵の特徴といえるでしょうか。
 図録はないのかなーと探しましたがこの絵の入ったものは見つかりませんでした。
 受付のおばさんの背後にいろいろ並んでいるので、いちいち「それを見せて」というのが結構めんどう。とはいえ、ずいぶん出してもらいました。人が少ないおかげで、わりと親切にしてもらいました。パンフレットを入れるために袋ももらえたし(ささやか)。
Foggの写真はこちら。でも、時間がなくて入れませんでした。boston_009

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/02/21

ボストンのケンブリッジ

boston_011
調査でアメリカのボストンに行ってきました。というより、連れて行ってもらいました。

ボストンといえば、ハーバード大学、そこの地名はケンブリッジです。
アメリカにはケンブリッジという地名がわりとたくさんあるとか。

地名のとおり、どこか、イギリスのケンブリッジに似ているそうです(行ったことがないので実感がないですが)。

 飛行機を降りるとそこは雪国。とはいえ、この日はなかなか暖かく、行く前に「ほんっとうに寒いよ」
と、言われていたほどではありませんでした。2日後にはこの雪はすっかり消えてしまいました。そこで一週間後にすれ違いで着くはずのS先生にメールしました。「ボストンは暖冬だそうです」。
 ところが、帰国前日になって、急に寒くなりました。「ほんっとうに寒い」という通りです。おそらく、5℃前後の気温です。風はびゅうびゅうと吹きつけます。S先生……、メール読んでいないといいのですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/02/20

ご無沙汰してしまいました

一週間もご無沙汰してしまいました。
すみません。
生まれて初めて、10時間以上飛行機に乗りました。
仕事をためてしまったので、一段落つきましたらまた、書きたいと思います<(_ _)>

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/02/09

松風図屏風

matukazezu

大倉集古館の源氏物語『松風図屏風』がパスネットになりました。2月1日発売!

ただし、現在の展示は「新春アートウォーキング2006 The 能 PartⅡ」です。

会期 2006年1月2日(月)~3月12日(日)

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/02/08

虎屋の雛人形と雛道具

torayanohinamatur
『雛祭り―虎屋の雛人形と雛道具』展
Hinamatsuri,Doll’s Ornaments from Toraya Collection

会期 2006年2月18日(土)~4月9日(日)
会場 根津美術館

和菓子の虎屋のコレクションが根津美術館で展示されます。
詳細はこちらへ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/02/07

あっという間に雪はとけ

今朝は雪でした。
そして、日中16度まで気温が上がるという予報は見事にはずれ、寒い一日でした。

そこでといってはなんですが、三井記念美術館蔵「国宝 雪松図屏風」円山応挙 です。
yukimatuzu

パスネット(SFメトロカード) メトロミュージアムのシリーズのなかでも、特にきれいな1枚です。

残念ながら、今日の雪はあっというまに雨となり消えてしまいました。今は日陰で凍っているばかりです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/02/06

また雪です

 天気予報を信じていなかったわけではありませんが、……雪が降ってきました。
 よりによって、東京に帰ってきたとたんに降りだしました。

 雪!雪!と騒いでメールを送っていると、神奈川西部は吹雪だよとIさんより返信がありました。恐るべし、神奈川県。
 東京では3、4センチほど積もるらしいです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2006/02/05

大いなる遺産 美の伝統

5日朝の新日曜美術館ご覧になられましたでしょうか?

http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0205.html#20060205008
〈NHKホームページより〉

新日曜美術館
 「名品流転~近代コレクターの興亡と美術商」
前9・00~10・00
(再)後8・00~9・00
 

名だたる美術品が移動するとき、それは時代の転換期である。
 明治維新から半世紀、大名家が資産を維持出来なくなり、伝来の名品を手放しはじめる。それを買ったのは、第一次大戦の好景気に大もうけをした新興成金たちだった。しかし彼らも、昭和恐慌の荒波をかぶって没落、代わって軍需産業の経営者が台頭してくる……。敗戦、高度成長、オイルショック、バブル崩壊、そして不良債権処理。日本経済の担い手が交代するたびごとに、「名品」も流転する。
 三井の大番頭・益田孝が、なによりも自慢にしていた「源氏物語絵巻」(国宝)は、なぜ東急の創業者・五島慶太の手に移ったのか? キャバレー王・福富太郎が、美人画の傑作「あやめの衣」を手放さなければならなかった理由とは何だったか? 美術品の移動に必ず立ち会う人たち、美術商の証言を交えながら、近代の激動を名品の変遷を通してひもといていく。

 思うことはいろいろありますが、ともかく、おもしろかったです。
 美術商が美術品を動かすことによってどれだけの収入を得るのかということは割り引いても、美術品をそれを所持するにふさわしいコレクターのもとへ運ぶ、という言葉にはある種の説得力があります。

さて、

東京美術倶楽部創立100周年記念『大いなる遺産 美の伝統展』が始まりました。

会場 東京美術倶楽部[東美アートフォーラム]
会期 2月5日(日)~2月26日(日)
開館時間 9~19時(金曜日は20時まで)

※会期中は無休です。
※入場は閉場時間の30分前となります。

これなら、仕事のあとでも寄ることができそうです。

| | コメント (1) | トラックバック (1)
|

2006/02/04

日本橋絵巻

三井記念美術館 開館記念特別展Ⅱ
「日本橋絵巻」

会期 2006年1月7日(土)~2月12日(日)
会場 三井記念美術館
nihonbasiemaki

あらら。図録が出ていました。『日本橋絵巻』1,000円。
前回のと通して重厚なのが一冊、と思い込んでいましたらコンパクトなA5判71頁のものがありました。

これはうっかり。それにしても立春というのに寒い一日でした。詳細はまた後日にでも。

あと一週間でこの展示も終わってしまいます。なにかと忙しい時節です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

2006/02/03

節分前日、石上神宮。

DSCF0562
天理大学から歩いて15分ほど行ったところに、石上神宮(いそのかみじんぐう)があります。
 住所は天理市布留町384。JR・近鉄天理駅より東方へ徒歩30分。タクシーにて5分DSCF0566
 御祭神 布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)←神武天皇東征の折の天剣とその霊威
      布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)←鎮魂の主体である天璽十種瑞宝の起死回生の霊力
      布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)←素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した天十握剣の威霊
 配祀神 五十瓊敷命(いにしきのみこと)
      宇摩志麻治命(うましまじのみこと)
      白河天皇(しらかわてんのう)
      市川臣命(いちかわのおみのみこと)

御祭神はみなモノの力を象徴するものばかり。これらを総称して「石上大神(いそのかみのおおかみ)」なんですね。それだけに、神宝が多いということです。古代史の謎っ!というとなにかわくわくしてしまいます。が、難しいんです。結局どこまでわかるのか。明確な記録が残っているわけではありません。研究のしがいのあるところでしょう。

 とはいえ、私が気になるのは白河天皇(1053~1129)。平安時代後期の第72代天皇です。藤原氏の摂関政治→上皇による院政を始めた人です。堀河、鳥羽、崇徳天皇の三代、43年間にわたって政治を行った人物です。この天皇が石上神宮を殊に崇敬し、現在の拝殿(国宝)は白河天皇が宮中の神嘉殿を寄進されたものと伝えられるそうです。
 白河天皇が古代史をどのように認識していたのか。石上大神、つまり天皇家の力の象徴を崇敬するとは…などと思うとやっぱりおもしろい。
 ところが、中世には興福寺勢に押され、戦国時代には織田尾張勢に破却されてしまう。江戸末期に富岡鉄斎(1836~1924)が宮司となり、明治期以後ようやく発掘が進み、大正2年にご本殿が造営されたという。
 富岡鉄斎。文人画家、学者などなど多彩な活躍をした人です。車裂神社では、ゆかりの授与品がいろいろあるようです。

 さて、うっそうとした森のなかに石上神宮はありました。ところが、工事中の上、節分前夜の玉の緒祭の準備で風情は今ひとつ。そして祓所で目にしたのは鶏さま。DSCF0563立派なお姿です。神様のお使い、神鶏とか、言われているようですし、縁起にも「鶏栖あり」と書かれているようですが、出典はどこにあるのかな?やはり、古代史と奈良は奥が深い。まだまだ勉強不足です。
 ともあれ、おみくじも鶏さまです。DSCF0568
この赤い糸を引いて、下のシールをはがすと小さく折りたたまれたおみくじが出てきます。おみくじは境内に結んで、鶏さまだけ持ち帰りました。つめものをして、文鎮にしようと思います。
 節分の豆もいただいてきました。2月3日は節分。2月4日は立春。いよいよ春です。

3日。京都の朝は暖かかったのに、東京の夜はとーっても寒かったです。関東の春はまだまだかな?

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

2006/02/02

天理図書館・教祖百二十年祭記念特別展

DSCF0561
調査で天理に来ました。天理駅には「ようこそおかえり」の幕。ここは天理教でいうところの「お地場」で、皆が帰ってくるところということでしょう。今年は天理教の〔教祖百二十年祭〕の年ですので、展示のほうも楽しみです。1月26日がお祭りの日だったそうです。

 そこで、毎月26日前後には天理大学附属天理図書館では貴重書の展示が行われます。図録は700円でした。
lesf-s
 展示期間を外してしまったので、展示自体は見られませんでしたが図録があったのがちょっとうれしいです。どうせ、閲覧に来るのなら、今度は展示期間に合わせて来ようと思います。日ごろ、専門分野外の書物までは目録で探したりしていなかったので、あ、これがあったのか!と、新たな喜びがあります。
 詳細はこちらへ。
 本当に必要な資料は、手続きをとって閲覧願いを出せばいいのですけれど、そんなにかたっぱしから広げるわけにも行きません。それに、出してもらえない資料もありますし。

 天理図書館での展示は翌シーズンに東京の天理ギャラリーで同じ展示を行うことが多いのですが、今回は天理に来なければ見られないようです。残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2006/02/01

長崎オランダ正月展

長崎オランダ正月展
会期 2005年12月14日~2006年2月12日(日)
会場 アサヒビール 大山崎山荘美術館

過日、関西の方から『長崎オランダ正月展』のことを伺いました。大山崎山荘美術館は気になっていたのですが、今まで来る機会がありませんでした。orandasyougatu


オランダ正月。森銑三氏の『おらんだ正月』を読んで以来、なんだか楽しそうな印象の残る言葉でした。

「江戸時代の蘭学者たちは,寛政6年閏11月11日が太陽暦の1794年1月1日にあたるというので,その正月を祝った」なんて、お祝い好きイベント好きの日本人らしいことです。いえ、これは日本人に限ったことではないでしょうけれど。「おらんだ正月」この響きはなんだか楽しい気分になります。ちょっと外国かぶれ?だった蘭学者たち―といっても、江戸初期の医学者たちの紹介から始まります。DSCF0528ということを思いつつ、たまたま桂まで来たので、足を伸ばして山崎まで来てみました。
時間がなかったので「サントリーの大山崎美術館へ」と、タクシーの運転手さんに言ってしまいました。おじさんは妙な顔をして「美術館ですね?」「はい」
途中で、案内板を見て気づきました。「アサヒビールの大山崎山荘美術館」です。……すみません。脳裏には「山崎」=サントリーのイメージがあったものですから。あんまりお酒知らないんです。
それも、タクシーに乗る必要はなかったんです。坂道ですけれど。
タクシーは山の中腹までしか入れません。あとはてくてく上り坂です。上ったところに山荘がありました。DSCF0518

本館は英国風?の山荘。もともとこの山荘は加賀正太郎という趣味人の設計になるもの。そして、新館はコンクリートとガラスからなるモダンな建物です。しかし、一見するとガラス張りの温室が英国風建築の傍らにあるように見えます。安藤忠雄の設計です。
DSCF0523
木のドアを開けて入ると、本当に山荘です。ここは建物を楽しむ場所です。
DSCF0506

さて、展示は泥絵が数点とケンペルの『日本誌』などです。いわゆる展覧会として何十点もの資料が並ぶというより、アサヒビール初代社長(1949就任)の山本為三郎氏のコレクションからテーマに合わせて選んだ品々というものです
そして、もう一つというより、この大山崎山荘美術館といえば、モネです。
木造の本館からガラスの新館へ。DSCF0511ここから先は撮影禁止。モネやユトリロなどをじっくり楽しみます。

ここのよいところは、あちらこちらに洒落た椅子があることです。座って自宅のようにくつろぐことができます。
DSCF0516これはテラスからの眺めです。帰りはてくてくと駅まで歩きました。下りはあっという間でした。

| | コメント (1) | トラックバック (0)
|

« 2006年1月 | トップページ | 2006年3月 »