江戸時代の大名―日向国延岡藩内藤家文書の世界
2005年度特別展
江戸時代の大名―日向国延岡藩内藤家文書の世界
2005年10月15日~12月11日 明治大学 博物館特別展示室(東京/お茶の水)
明治大学駿河台キャンパス。JR御茶ノ水駅、御茶ノ水口を左手に曲がって、明大通りの坂を下ると、いくつかの建物群が右手に見えます。明大通りから階段を上ってちょっと奥まったところにあるアカデミーコモン、その地階に明治大学博物館があります。以前は、明治大学刑事博物館という名称で別の建物の3階か4階にあったように思いましたが、明治大学は大きくかわりました。その変化の一つが、この博物館です。![]()
明治大学の常設展は商品・刑事・考古の三部門からなります。特徴的なのは刑事部門。基本は〈日本の罪と罰〉といった法令や、十手などですが、海外の拷問道具「鉄の処女」などもあります。
さて、今回の内藤家文書ですが、江戸時代の大名・内藤家は上総国佐貫→陸奥国磐城平→日向国延岡を藩領とした譜代大名です。文学の分野では内藤義概(義泰、俳号風虎)[1619-1685]、とその息義英(俳号、露沾)が有名です。内藤家には若いころの松尾芭蕉(当時の俳号は桃青)が出入りしていたためことが知られます。今回の展示では『六百番誹諧発句合』(延宝5年[1677年])が出ていました。ここでは露沾と桃青の句合を北村季吟が判定している部分を掲出しています。
左 時鳥 露沾
一声や千万人のほとゝぎす
右 端午 松尾桃青
あすは粽難波の枯葉夢なれや
勝ったのは左でした。
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