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2005/11/03

やまとうた―美のこころ

「やまとうた―美のこころ」展
yamatouta

宮内庁三の丸尚蔵館にて
前期2005年10月8日(土)~11月6日(日)
後期2005年11月12日(土)~12月11日(日) 休館日 毎週月・金曜日
開館時間 11,12月は午前9時~午後3時45分(入館は3時30分まで)
観覧料 無料

最寄り駅
地下鉄大手町駅(C13b出口)から徒歩約5分
地下鉄竹橋駅(1a出口)から徒歩約10分

宮内庁書陵部に行ったついでに三の丸尚蔵館へ。
天気がよければ、竹橋駅で降りて平川門から入って、東御苑を散歩しがてら三の丸尚蔵館へ向かうのもいいでしょう。展示内容は前期と後期に分かれていますので、2回行くと展示のすべてが見られます。

大手門に向かうところで、桜が咲いていました。「ジュウガツザクラ」とのこと。十月の桜はとても小さくてかわいい花でした。大手門を出たところのパレスホテルでお茶もいいですね。ここからは皇居がよく見えてゆったりできます。

伝藤原行成の「粘葉本和漢朗詠集」(平安時代 11世紀)から、近代の蒔絵に至るまでさまざまな和歌の趣向を楽しむことが出来ます。活字は読みやすいものですが、やはり筆で描かれた文字の美しさは格別です。

図録の表紙は狩野探幽「井手玉川・大井川図屏風」です。これは前期の展示なので6日までです。
  やまとうたは人のこゝろをたねとして
  よろづのことのはとぞなれりける
  よの中にある人ことわざしげき
  ものなればこゝろに思ふことを
  みるものきく… という文字は伝藤原俊成筆の『古今和歌集』仮名序です。わりと読みやすい字です。

近年、とくに「和歌と絵」というテーマが増えました。というより、もともと和歌・物語と絵(をはじめとする美術・工芸品)は近しいものであったといえます。平安時代から屏風の絵を見て詠んだ歌なども増えてきます。また、料紙の美しさも和歌を味わう上で重要な要素でした。

もう終わってしまいましたが、10月29日に和歌文学会があり、鼎談や懇親会とともに、和歌の披講が行われました。

目(書と画)、口(朗詠)、耳(響きを聞く)、ほかには舞踊や香道といった分野を思えば、実に和歌は五感で愉しむ文化です。

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» 香を楽しむ [ガラスの馬車 ]
http://www.glass-coach.com/index.html 香の用い方は三つですね。 ひとつは供香(くこう)、お寺を思い出してください。 甲を仏様などに供える時に用います。 次は空焚き(そらだき)です。 部屋や、衣装に香を焚きこんでいました。(たきこむ、と入力すると、炊き込む、になります。こんなご飯食べられないでしょうね。でも香米があるか?) 戦国武将の中には兜に焚きこんだ武士もいたそうで�... [続きを読む]

受信: 2005/11/10 21:58

» やまとうた−美のこころ @宮内庁三の丸尚蔵館 [徒然なるまままに]
やまとうた−美のこころ @宮内庁三の丸尚蔵館 平成17年10月8日(土)〜12月11日(日)  前期:10月8日(土)〜11月6日(日)  後期:11月12日(土)〜12月11日(日)  20日のNHKの日曜美術館で五島美術館を中心に古今和歌集の世界が紹介されたが、その最後にちらっと三の丸尚蔵館でも展示していると。別に古今和歌集に凝っている訳ではありませんが、古今和歌集1100年を記念した展覧会とあれば、生きているうちにそうは一堂に会することもな�... [続きを読む]

受信: 2005/11/30 01:02

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