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2005/11/20

うたのちから―和歌の時代史

「うたのちから―和歌の時代史」
utanochikararekihaku

2005年10月18日(火)~11月27日(日)
千葉県佐倉市 国立歴史民俗博物館
入館料は一    般: 420 円 (団体は 350 円)
      高校・大学生: 250 円 (団体は 200 円)
      小学・中学生: 110 円 (団体は 90 円)

古今和歌集1100年・新古今和歌集800年記念のイベントもそろそろ終盤に近づいてきました。
千葉県佐倉の国立歴史民俗博物館にて行われている「うたのちから―和歌の時代史」展です。

 京成佐倉の駅を下りて、バスで5分ほど坂道を登ります。佐倉は坂の町です。電車の中から、駅から、小高い山の上にある「歴博」のたてものが見えます。
 9時に日暮里駅で待ち合わせて、着いたのは10時半ころ。友人とあれこれ言いながら見ていたら、1時半になってしまいました。さすがに空腹です。レストランには古代米を使ったメニューがありました。

よく似ているポスターが2枚、両方ともに真っ赤な地に白抜きで「うたのちから」とあります。
国文学研究資料館の展示は18日で終了しました。
国立歴史民俗博物館は27日までです。

この2つの展示は同じ「うたのちから」でも、その解説はちょっと違います。
国文学研究資料館は研究機関・図書館であり、国立歴史民俗博物館は研究機関・博物館です。
それだけに、歴博は解説がいろいろついています。

出光美術館、五島美術館の「書の美を味わう」の展示と異なり、ここでは「歴史を学ぶ」つもりで行った方がよいかもしれません。
前にも思いましたが、博物館はとにかく「体力」が必要なところです。

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2005/11/14

大和郡山 柳沢文庫

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2005年柳沢文庫秋季特別展
『柳沢吉保と荻生徂徠』展
2005年11月13日まで行われていました。DSCF0282

奈良県 大和郡山市は金魚の町として有名ですが、そもそもは城下町です。DSCF0283

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2005/11/10

平安の仮名・鎌倉の仮名

前にも書きましたが、
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古今和歌集1100年 新古今和歌集800年記念
『平安の仮名 鎌倉の仮名―時代を映す書のかたち』展がいよいよ始まりました。

会期は 2005年11月5日(土)~12月18日(日)

会場 出光美術館
開館時間 午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
ただし、毎週金曜日は午後7時まで(入場は午後6時半まで)
休館日 毎週月曜日

昼間に行きましたが、ちょうど天気がよかったので正面に皇居が見えました。お茶をいただきながら皇居の緑を眺めつつゆったりと今見た美術品を思うのにもよいところです。

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さて、今回の展示は11世紀から14世紀ころまで(江戸時代の硯箱も加えるともっと時代が下ります)の書の美しさを堪能することが出来ます。書と言っても、料紙の美しさをまずは楽しみ、筆跡の流れを楽しみ…と、もりだくさんです。図録の表紙の右上半分は「石山切 伊勢集断簡」伝藤原公任、『本願寺三十六人集』の断簡です。断簡とは一冊(一巻)の書物を切り分けた一部。書物を美術品として愉しむために中世末ごろより多く作られ(切られて掛け軸などにされ)ました。また、この「石山切」は数種類の紙を破り継ぎで継いだ料紙です。

平安から鎌倉にかけて装飾料紙は一つの頂点を迎えたのかもしれません。和紙は繊維が長いためいろいろなことができます。紙のさまざまを眺めるだけでも楽しいひとときです。

とはいえ、今回のテーマは書です。文字の続きかた、筆の強弱、時代によってさまざまに変化します。どうかわったかは見てのお楽しみ。図録は2,000円。

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2005/11/08

俳諧絵画の美

開館七十五周年記念展『俳諧絵画の美―西鶴・芭蕉・元禄の人々』
haikaikaiganobi奈良県天理市にあります天理大学附属天理図書館にて開催中の展示です。
会期は平成17年10月19日(水)~11月13日(日)
会場は天理図書館2階展示室
時間 午前9時~午後3時30分
ここは朝早くから出かけたいところです。
図録は300円。
入場料は無料です。が、あくまで図書館ですので、入館手続き(住所氏名を記入)をする必要があります。手続きさえ済めば、図書館の利用も可能です。貴重書・特殊文庫は事前の申し込みが必要ですが、連歌・俳諧のコレクションである「綿屋文庫」はほとんどがマイクロフィッシュになっているので、これなら予約ナシでも見られます。

図録の表紙に使われているのが「あかあかと日はつれなくも秋の風」発句画賛(芭蕉自画賛)です。
この句は、以前切手になったことがあります。akaakato
このときは奥の細道300年記念の年ということでいろいろなイベントがありました。この切手も「奥の細道シリーズ」の一つでした。

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2005/11/04

国宝 燕子花図

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『国宝 燕子花図  光琳 元禄の偉才』
根津美術館にて
2005年10月8日~11月6日まで(あと2日です!)

今年は、「古今新古今記念の年」というだけではなく、琳派がよく展示される年です。
根津美術館では、平成14年以来修理中であった『燕子花図』屏風がようやく公開されました。

図録は2300円。英語解説つきの10,000円のものもあります。

以前よりいっそう鮮やかになった『燕子花図』屏風もいいものでしたが、今回は、秋という季節柄草花屏風もいろいろ展示され、行ってみるとさまざまな琳派の作品が並んでいました。草花の多彩さに驚かされます。金と青だけではなく、緑色の印象も強く感じられます。現代のガーデニングや庭園とはまた違った巧妙な配置の草花を見ると心なごむ思いになります。美術館では無理でしょうけれど、この草花屏風を前にゆったりとお茶をいただきたいものです。

『伊勢物語』を主題とした絵も出ていました。
いろいろと充実した展示ですのでこれはオススメです!(^^)!
江戸期の草花図を見た後で、時間があるなら根津美術館の庭園を散歩するのもいいでしょう。都心とは思えないほどのうっそうとした木々と起伏がある場所ですから、足元にはどうぞご注意を。
喫茶室ガゼボでお茶をいただくのもいいですし、のんびりと原宿方面まで歩くといろいろなお店があります。
元気があるなら、太田記念美術館まで歩いて浮世絵を見るのもいいです。が、距離があるのであくまでお散歩気分を忘れずに。今、太田記念美術館では「特別展 浮世絵の楽器たち」を開催中です。

根津美術館の最寄り駅は地下鉄表参道駅。太田記念美術館の最寄り駅はJR原宿駅か、地下鉄明治神宮前駅です。

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2005/11/03

やまとうた―美のこころ

「やまとうた―美のこころ」展
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宮内庁三の丸尚蔵館にて
前期2005年10月8日(土)~11月6日(日)
後期2005年11月12日(土)~12月11日(日) 休館日 毎週月・金曜日
開館時間 11,12月は午前9時~午後3時45分(入館は3時30分まで)
観覧料 無料

最寄り駅
地下鉄大手町駅(C13b出口)から徒歩約5分
地下鉄竹橋駅(1a出口)から徒歩約10分

宮内庁書陵部に行ったついでに三の丸尚蔵館へ。
天気がよければ、竹橋駅で降りて平川門から入って、東御苑を散歩しがてら三の丸尚蔵館へ向かうのもいいでしょう。展示内容は前期と後期に分かれていますので、2回行くと展示のすべてが見られます。

大手門に向かうところで、桜が咲いていました。「ジュウガツザクラ」とのこと。十月の桜はとても小さくてかわいい花でした。大手門を出たところのパレスホテルでお茶もいいですね。ここからは皇居がよく見えてゆったりできます。

伝藤原行成の「粘葉本和漢朗詠集」(平安時代 11世紀)から、近代の蒔絵に至るまでさまざまな和歌の趣向を楽しむことが出来ます。活字は読みやすいものですが、やはり筆で描かれた文字の美しさは格別です。

図録の表紙は狩野探幽「井手玉川・大井川図屏風」です。これは前期の展示なので6日までです。
  やまとうたは人のこゝろをたねとして
  よろづのことのはとぞなれりける
  よの中にある人ことわざしげき
  ものなればこゝろに思ふことを
  みるものきく… という文字は伝藤原俊成筆の『古今和歌集』仮名序です。わりと読みやすい字です。

近年、とくに「和歌と絵」というテーマが増えました。というより、もともと和歌・物語と絵(をはじめとする美術・工芸品)は近しいものであったといえます。平安時代から屏風の絵を見て詠んだ歌なども増えてきます。また、料紙の美しさも和歌を味わう上で重要な要素でした。

もう終わってしまいましたが、10月29日に和歌文学会があり、鼎談や懇親会とともに、和歌の披講が行われました。

目(書と画)、口(朗詠)、耳(響きを聞く)、ほかには舞踊や香道といった分野を思えば、実に和歌は五感で愉しむ文化です。

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