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2005/10/03

都市の模型展

都市の模型展 東京を視る

2005年7月23日(土)~11月23日(水・祝)
森都市未来研究所 東京シティビュー内 六本木ヒルズ森タワー50F

時間10:00~20:00(日~木・祝日) 10:00~22:00(金・土・祝前日)
いずれも入館は閉館の1時間前まで。

レオナルド・ダ・ヴィンチ展を観た後でこちらに来ました。渋谷からのんびりバスに乗って(仕事の後だったので居眠りしながら)六本木ヒルズに着いたのは7時。05-09-30_19-42
1時間レオナルド・ダ・ヴィンチを楽しんで、8時ころ、ミュージアム・カフェで夜景を楽しみつつカプチーノをいただきました。05-09-30_19-48
それからのんびりと52階から50階へ降りたところに、森都市未来研究所がありました。ダ・ヴィンチ展(森美術館の展覧会)の入場チケットでこちらも見られました。

正直、「ついで」だったのですが、意外としっかり楽しめました。いえ、いろいろと勉強になりました。
会場にはニューヨーク、東京、上海の都市の模型があります。
東京の模型には地名が記されているわけではありません。しかし、建物や地形からどのあたりかを推定できます。壁に貼られた昔の東京の地図とくらべるとずいぶん変わってしまったことがよくわかります。
鳥になった気持ちで見ると、緑がほんとうに貴重であることがわかります。渡り鳥だったらどこを休憩所にしようか?と、考えながら眺めました。

ニューヨークを眺めていると、どうしても世界貿易センタービル、9・11のことを考えてしまいます。飛行機を操縦していた人々はあのときなにを考えていたのでしょう?都市を鳥瞰するだけでも都市をつくった人間の姿を考えずにいられないのに。

そして、上海はこれからの都市、という視点で2010年まで完成予定のプロジェクトまで紹介されています。どこか、昔の「未来予想図」を思わせます。鉄腕アトムの世界?

必見、というか思いがけなかったのは映像シアターでした。
2003年に作られたようですが、『東京静脈』と『東京スキャナー』の2作品。
まず、『東京スキャナー』。東京湾の海上から、東京都内へ池袋、井の頭公園、新宿、渋谷などを経て六本木ヒルズへとヘリコプターから撮影した17分のハイヴィジョン映像なのですが、とても衝撃的です。わくわくというより、どきどきします。
映像は、のんびりとした空中散歩とつくることもできたでしょうに、まるで軍事目的であるかのように、カメラは対象をスキャンし、ターゲットにロックオンします。射撃系のゲームもしくはアニメを髣髴とさせる音楽と映像です。
のんびりと井の頭公園の池でボートをこいでいるカップル(井の頭公園のボートはカップルは別れるジンクスがあったと思うけどいいのかなあ?)にロックオン。東京都庁の窓から見える人々にロックオン。いつでも、撃つことができそうです。カメラの照準を合わせる=射撃の照準を合わせるに見えてならない映像。何も知らない人々をいつでも撃つことができる。都市を爆撃するときはこのように照準を合わせることができる。途中、the Defense Agency
(あ、防衛庁)を確認しながら空中散歩は続きます。

思いっきり、不穏な想像をしながら、視線は最終目的地六本木ヒルズのヘリポートに着陸。一瞬、撃てる!と考えてしまうのは、不安感をあおるような音楽の影響でしょうか。あまりの衝撃に2回も繰り返して見てしまいました。平穏な日常と、非日常的な視点。永遠に続くかに見える平和もいつ崩れるかわからない。

どこかでこの感覚は覚えがある…。と、エンディングで納得してしまいます。Mamoru Oshiiの名前。押井守氏ですか。どうりて、アニメの『パトレイバー』(あれは、東京湾の埋立地が舞台だった)とか、『攻殻機動隊』の気配がするわけです。『イノセンス』は六本木ヒルズで見ましたが、確かに、見覚えのある光景がありました。それに、2004年には『イノセンス・都市の情景展』を行っていたのですね。不覚でした。

『東京スキャナー』で攻撃的なすさんだ気持ちになったあとで、『東京静脈』を観ました。首都高速の高架の下を流れる神田川をゆっくりと遊覧する11分の映像。
なごみます。ただ、実際にこのルートは生臭いのじゃないかな?お茶の水、聖橋は中央線からよく見ていましたが、ほんとうにどーんより。でも、確かに川は流れて存在しています。昔はもっと江戸の重要な水路として、水源として生きていたのでしょう。toukyoujoumyaku「世の人の見付けぬ花や軒の栗」と芭蕉の句をコピーにしています。やっぱり臭いんじゃないかな~。いえ、意味が違います。川の美しさ。この映像は、思いがけない発見です。

この2本のDVDはミュージアムショップで購入できます。
『東京静脈』 監修/押井守・音楽/川井憲次・監督/野田真外
『東京スキャナー』監修/押井守・音楽・配島邦明・監督/松宏彰

配島邦明氏?『マスターキートン』で印象的な音楽を聞かせてくださった方です。今回は、どうもオタク全開といった感想になってしまいましたが、

この展覧会の主催は森ビル(株)。協力は 財団法人 日本地図センター。とにかく、地図好きにはたまらない展覧会です。

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